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第34回ばんえい記念回顧
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レース回顧

 スタート時間午後4時35分、この時間ともなると冬の帯広はもう1分ごとに目に見えて暗くなってきますね。
そんな夕暮れ時にレースのスタートは切られました。今日は長丁場になるぞ、ということで各騎手とそれぞれのペースで第1障害に向かう。
 全馬ほぼ一団で第1障害を攻める。う〜ん、先ほどまでの特別戦と比べても荷物が重そうだねえ。障害をすんなりこなした最内のサカノタイソンが全体を引っ張る感じで前へ前へと進んで行く。


第1障害 通過順
サカノタイソン - クシロキンショウ - ハイトップレディ
  スーパーペガサス - シンエイキンカイ - シマヅショウリキ
    アキバオーショウ - ジェットタイガー - ダイヤタイショウ

 そして、勝負どころの第2障害。全馬一旦止まって息を整える。「ばんえい第2障害。問題はここからであります。各馬じっくりとタメています。」場内実況担当の井馬アナの名調子が静けさの中に響き渡ります。

 そして、まず行ったのが外枠のシンエイキンカイだ。この馬は一腰で行ったら直線は止まらないパワーを持つ。
 シンエイキンカイが動くと見るや、つれてスーパーペガサス、サカノタイソンが障害を攻める。タイソンは今年はここでのカカリが悪くて惨敗するシーンもあったが今日はどうか!?
 シマヅショウリキはタイソンより一呼吸おいて障害に組する。末脚に賭けるハイトップレディ、アキバオーショウあたりもこのあとから。


第2障害を攻めるシンエイキンカイ
第2障害を真っ先に攻めにかかるシンエイキンカイ
抜け出すスーパーペガサス、追うサカノタイソン
抜け出すスーパーペガサス、追うサカノタイソン

 そして。。。砂塵舞う中最初に坂を駆け下りて来たのがスーパーペガサスだ。今日も抜群の登板力を見せる。
すぐさまそれに続くサカノタイソン。今日は膝を折ることも無く障害をこなした。すぐさまペガサスを追う。
 その後に障害をクリアーしたシンエイキンカイも物凄い脚で2頭を追って行く。こちらはもう力任せにグイグイと。


シンエイキンカイ
ペガサス、タイソンを追うシンエイキンカイ
スーパーペガサス
「よし、相手はタイソンのみ」スーパーペガサスと岩本騎手

 シンエイキンカイ追い上げるも前2頭と同じ脚色になりちょっと差は詰まってこない。
 勝敗の行方はゴールに向かって併走するように進むサカノタイソン、スーパーペガサスの抜きつ抜かれつの叩きあいの結果に絞られてきた。
 2頭競りつつ進み直線も半ばを過ぎたあたりであろうか、前進していたサカノタイソンを藤本騎手は手綱をぐぐっと引き一旦止める。スーパーペガサスがここぞとばかり追い抜こうと仕掛ける。しかし、間髪を入れた後、藤本騎手の渾身の鞭に即されたタイソンが再び力強く前進。その勢いは断然だ!そこから、止まらずに一気にゴール板を越えるまで曳き切った。

 サカノタイソン、新鋭スーパーペガサスをゴール前競り落として堂々の2連覇達成である。


サカノタイソン
意地を見せたサカノタイソン、雄叫びをあげる藤本騎手!

第2障害 通過順
スーパーペガサス - サカノタイソン - シンエイキンカイ
  シマヅショウリキ - ハイトップレディ - アキバオーショウ
    ジェットタイガー - ダイヤタイショウ - クシロキンショウ


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