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第34回ばんえい記念回顧
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出走馬

農林水産大臣賞典 地方競馬全国協会会長賞典
第34回 ばんえい記念
 2002.2.17 帯広競馬場 第10競争 (曇/水分2.4%)
 4歳以上 オープン 定量 1着本賞金10,000,000円
馬名 斤量/性齢 騎手 所属
1 1 サカノタイソン 1000/牡馬8歳 藤本 匠 西邑春夫
2 2 シマヅショウリキ 1000/牡馬9歳 藤野俊一 水上 勲
3 3 アキバオーショウ 1000/牡馬10歳 西 弘美 林 正男
4 4 スーパーペガサス 1000/6歳牡馬 岩本利春 大友栄人
5 5 ダイヤタイショウ 1000/牡馬9歳 山本正彦 宮崎正徳
6 6 ジェットタイガー 1000/牡馬8歳 坂本東一 三浦孝幸
7 7 クシロキンショウ 1000/牡馬8歳 鈴木勝堤 鈴木邦哉
8 8 ハイトップレディ 980/牝馬7歳 尾ヶ瀬馨 尾ヶ瀬富雄
9 シンエイキンカイ 990/牡馬5歳 安部憲二 水上 勲

出走予定馬プロフィール  by しも
★2002/1/17〜2002/02/07の間『甥っ子の雑記ちょ』に連載された『ばんえい記念出走予定馬プロフィール』から抜粋
★写真はばんえい記念当日の本馬場入場時のもの (撮影byぶらり、草競馬)


(参考)2001年度 古馬重賞優勝馬  *賞金単位:万円
年月 開催地 レース名 賞金 優勝馬(重量) 騎手 2着馬(重量) 騎手
6/10旭川 北斗賞 300 ホワイトキャップ(800) 細川 マルニエーカン(800) 大河原
7/22北見 北見記念 500 マルニエーカン(820) 大河原 シンエイキンカイ(810) 安部
8/15岩見沢 ばんえいグランプリ 300 グレイトジャイナー(800) 藤本 アキバオーショウ(800) 西弘
9/23岩見沢 石見沢記念 500 クシロキンショウ(850) 鈴木 シンエイキンカイ(850) 安部
10/21旭川 旭王冠賞 500 スーパーペガサス(860) 岩本 シンエイキンカイ(860) 安部
11/18北見 オールスターカップ 200 ヨコハマボーイ(680) 千葉 クシロキンショウ(740) 鈴木
12/23帯広 ヒロインズカップ 300 ハイトップレディ(770) 尾ヶ瀬 ロマンスヒメ(750) 中島
1/3帯広 帯広記念 500 アキバオーショウ(910) 松田 シマヅショウリキ(900) 藤野
2/3帯広 チャンピオンカップ 350 スーパーペガサス(870) 岩本 ホワイトキャップ(870) 細川


サカノタイソン
(青毛・牡8)西邑厩舎 通算成績 63戦46勝2着 5回
【主なタイトル】 ばんえい記念・帯広記念など重賞5勝


サカノタイソン  もう言わずもがなのサカノタイソン。ばんえい競馬の連勝記録を塗り替え,短期間で重賞5勝と,ばんえい界の常識をもブチ破るスーパーホース。この馬も現段階ではコース不問だが,岩見沢・帯広を得意としている事からもわかるとおり,どちらかというとパワーよりスピードで勝負するタイプ。登坂力もソコソコあるだろう。この条件まで登りつめて勝ち続けるのはどうか?とも思ったが,大事に使われているだけに使い減りが感じられず今季も勝ちクラを延ばしている。

 この馬の弱点は,ローテーションゆえに主戦が定まらない事。以前にも述べたが馬主主導のこの馬は,他のオープン馬の重賞に向けてのローテとは一線を画したローテで臨む事が多い。また,旭川戦に力を入れたいがために春先からの始動がないというのも,ファンからすると納得できないところだろうか。
 今季はその戦いぶりに限界が見えたのか,肝心の重賞を全て落とすという体たらく。『旭王冠賞』に至ってはゴール入線後パッタリと倒れこんでしまう醜態をも晒した・・・。ただ,これは馬自身だけの問題ではなく,前記のとおり主戦が定まらない事も影響していると考えられる。これほどの馬だ,任される方は大変なプレッシャーだろう。それがいきなり重賞で乗り替わって,ともなれば重圧は相当なはずだ。

 昨年は初挑戦で『ばんえい記念』を制した。今季も最有力と言われるだろう。ただ・・・。特別戦クラスのような「タイソンで絶対」というムードではなさそうだ。帯広戦後半の障害でカカらず惨敗,というシーンを見るにつけ,登坂力に翳りが見えてきたように思える。更に馬場が軽くなれば−。足元をすくわれる危険が非常に高くなる。ばんえい競馬においては,「叩き上げ」の馬をわたくしは支持する。決して嫌いではないがタイソンはあまり好きなタイプではない。
 興行的にはスターホースの連覇を期待しているだろうが,むしろこの馬に負けてもらったほうが盛り上がるのではと勝手に想像する。真の王者たるにはもうひとつ「何か」が足りない,それが今のタイソン私評である。



シマヅショウリキ
(青毛・牡9)水上厩舎 通算成績144戦32勝2着23回
【主なタイトル】 ばんえい記念・岩見沢記念など重賞9勝


シマヅショウリキ  『ばんえい記念』2勝を筆頭に数々のタイトルを持つ,現役最強馬。歴代の名馬と伍しても,高重量戦での戦い振りは引けを取らないだろう。何より,現在では本当に数少なくなった真の「パワーホース」である。

 旧4歳時の『ばんえい大賞典』『ばんえい菊花賞』の二冠制覇を皮切りに,毎年1〜2つのタイトルを積み上げていく。しかし,6歳の頃は既に一線級とはいえ,上位になかなか肉薄できず,当時の僚馬だったエビスホウザンあたりと互角の評価。抜群の登坂力で一気の先行策を取るものの,ゴール前粘れず惜敗を繰り返す。しかし,初挑戦となったばんえい記念で,生涯獲得賞金歴代トップの座が掛かっていたフクイチを全く寄せ付けず完勝し,シマヅ時代の幕開けを高らかに宣言する。
 その後もタイトルを重ね明け8歳(旧年齢)で『ばんえい記念』連覇を達成。藤野騎手いわく「来年はまだ(2着との差が)開く」とまで言わしめるほど・・・。どこまで強くなるのか,といった期待を持たせてくれた。

 昨シーズンも,『ばんえい記念』の前哨戦となる『帯広記念』でサカノタイソンとのマッチレースを制し,ばんえい史上初の大臣賞典三連覇に王手が掛かったが,シーズンを通しての不調,そして慢性的な脚元の不安から充分な仕上げができず5着敗退・・・。今季も全く精彩を欠くレース振りが続き,ここまで未勝利。
 ただ,年明けの『帯広記念』では持ち前の障害のカカりが戻り2着。ここにきて漸く臨戦体制が整いつつあるといえる。

 強いシマヅの復活は近い。そしてそれは自身の「復権」も意味する。大臣賞典3勝,そして夢の4勝−と,夢は広がる。



アキバオーショウ
(栗毛・牡10)林厩舎 通算成績167戦40勝2着30回
【主なタイトル】 帯広記念・旭王冠賞など重賞7勝


アキバオーショウ  ご存知「旭川の鬼」。全40勝中,旭川での勝ちクラは22勝。7つの重賞タイトルのうち6つは旭川でと,旭川コースでは無類の勝負強さを発揮する。だからと言って,苦手コースがあるかと言えばそうでもなく,北見5勝・岩見沢5勝・帯広8勝と,現役ではグレイトジャイナーに次いでコース不問の馬である。
 しかし,どちらかと言えばスピードで勝負するタイプ故に若い頃は旭川・帯広で活躍したが,重量が重くなるにつれ,往年のパフォーマンスを望むのは難しくなっていった。そんな中旭川だけ年齢・条件に左右されず好走するのは面白い話である。

 例年だと旭川開催以外は用なし,とまで言われてきたアキバだが今季は違った。岩見沢が砂の入れ替えにより,旭川の砂質に酷似したものに変わった。勝ち星こそ挙げられなかったものの,『紅バラ賞』『ばんえいグランプリ』と2着。近年では旭川以外で連対すら無かったのだから,よっぽど「砂」が合ったのだろう。
 この勢いを持続し,近年鬼門だった帯広で久々の勝利を挙げると,勢いに乗って910キロを背負った『帯広記念』を制した。

 本来は今季で定年・引退となるのだが,オープン〜1200万クラスの馬は定年が1年延長されたことにより,来季の現役続行も決まった。好調を維持して,いざ大臣賞典へ。ただ,過去の大臣賞典の戦績はFIIF。小細工なしの力勝負ではさすがに分が悪い。しかし,今季の勢いはそれを補って余りあるものがある。多少馬場が軽かったとはいえ910キロをノンストップで引ききった力を認めない訳にはいかないだろう。
 急速に進む世代交代に,しばしの「待った」を掛けられるか−。「旭川の鬼」が帯広でも主役を演じる。



スーパーペガサス
(栗毛・牡6)大友(栄人)厩舎 通算成績 90戦16勝2着19回
【主なタイトル】 旭王冠賞・ばんえい大賞典


スーパーペガサス  「騎手」大友栄人が旧3歳シーズン主戦だった馬。3歳時は1勝のみだったが,4歳シーズンに入り大友騎手が調教師転身のため引退,そのまま同馬を「調教師」として管理する事に。
 そして新たに主戦となった岩本騎手とのコンビで快進撃が始まったのは,何とも皮肉。しかし,騎手時代から馬の仕上げに定評のあった大友栄人師管理の下,4歳三冠の第1弾,『ばんえい大賞典』を圧勝する。余勢を駆って出走した『はまなす賞』でも,4歳馬不利の逆境をはねのけ8番人気の低評価を覆す好走でハイトップレディの2着。重い馬場での力比べに秀でた一面を見せた。

 5歳シーズンは春の旭川・北見と絶好調。一番人気で迎えた岩見沢での『はまなす賞』は,シンエイキンカイの軽馬場を利しての逃げを捕らえきれず2着。以降,『旭川記念』3着,『銀河賞』4着と好走はするもタイトルに今一歩。
 6歳シーズンも平場・特別で強さを発揮するものの『北見記念』4着・『ばんえいグランプリ』6着・・・ただ,若かった頃の障害で行きたがり早仕掛けで脚を無くしていた頃のペガサスとはうって変わり,確実に鞍上のGOサインで動くタイプに変貌する。
 そして秋の『旭王冠賞』,第2障害で苦戦する歴戦の古馬陣を尻目に抜群の登坂を見せ快勝。8番人気という低評価をあざ笑うかのような復活劇だった。以降,年明けの『帯広記念』をトップハンデ(920キロ)で3着と,高重量戦でも面白い存在になりつつある。

 今季の『ばんえい記念』参戦の可否を問われれば・・・現状では△というところか。確かに『帯広記念』の内容から見ても,充分に上位と渡り合えそうだが,個人的には今シーズンの最大目標を『チャンピオンカップ』に定め,大臣賞典への参戦は更に力をつけるであろう来シーズンでも遅くはないのでは?と思うのだが。ただ,前記の『チャンピオンカップ』で再び圧勝劇が見られるようならば,勢いに乗じて参戦も面白いだろう。



ジェットタイガー
(青毛・牡8)三浦(孝)厩舎 通算成績128戦24勝2着13回
【主なタイトル】 はまなす賞・旭川記念


ジェットタイガー  約1100キロもの雄大な馬体を持つジェットタイガー。旧3・4歳時は一介のオープン馬にすぎず,重賞戦線に打って出るも三冠全て4着,という結果。
 ただ,新馬時代より坂本・久田・大河原・千葉といった錚々たる名手が手綱を取ったことからも窺えるように,厩舎の同馬に対する期待の大きさが見て取れる。

 その期待に応え5歳を迎え快進撃。夏の岩見沢で雨中の『はまなす賞』で重賞初制覇を飾ると,返す刀で『旭川記念』も制覇。前者の馬場水分が6.1%だったのに対し後者では0.7%。まさに軽重問わぬ器用さを見せた。また,当時連勝記録更新中のサカノタイソンを止めたのもこの馬。大物食いの資質があるのかもしれない。

 そんなジェットタイガーだが,『旭川記念』以降は重賞戦線で善戦がやっと。気性の悪さも手伝い,なかなか出世出来なかった。
 そんな同馬のターニングポイントたるべきレースが昨年の『帯広記念』。初挑戦の900キロを苦も無く引き3着。ばんえい記念も3着とし,高重量戦に欠かせないバイプレーヤーに成長した。今季も『ばんえいグランプリ』3着・『帯広記念』4着と高重量戦で安定した戦績を収めているが,もうひとつ上位に食い込めないのは登坂力にもうひとつパンチがないことか・・・。障害がスムーズであればバテない末脚を武器にもう一歩上を目指せるはず。

 『ばんえい記念』に向けて,臨戦過程は抜群。『チャンピオンカップ』を使えない事からヒラオープンの多用をしている事が好を奏しそう。このカラクリは,また本番が近くなってからでも。兎にも角にも,高重量実績なら出走馬中上位にランクされるだけに,ここでも大物食いに期待したい。



クシロキンショウ
(鹿毛・牡8)鈴木厩舎 通算成績 138戦25勝2着19回>
【主なタイトル】 岩見沢記念・北見記念・イレネー記念


クシロキンショウ  旧3歳時は『ナナカマド賞』2着・『イレネー記念』1着と,将来を大いに嘱望される存在となる。が,明け4歳シーズン以降関係者の期待を大きく裏切る事となる・・・。とにかく勝てない。3冠戦線は惨敗。
 続く5〜6歳シーズンもパッとせず,このまま一介のオープン馬で終わるかと思った矢先に復活する。7歳春の『北見記念』で2度目の重賞X。しかしその後も『旭王冠賞』2着はあるものの惨敗を繰り返す。『北見記念』勝ちによるハンデ増がアダとなった格好だった。
 7歳(旧齢8歳)の今季,久々に安定した走りを見せ成績も上昇,初秋の『岩見沢記念』を力でもぎ取り重賞3勝目を挙げた。北見戦では『オールスターカップ』2着など,スピード勝負ならヒケを取らない所を見せる。

 しかしながら,今季及び過去の戦績を見てわかるとおり,冬場・帯広をもっとも苦手としている。やや登坂力に難のあるこの馬は,雪の影響でほぼ軽い馬場となる帯広では分が悪いのか・・・今季も帯広戦では惨敗を繰り返している。『帯広記念』8着,そして今日行われた『チャンピオンカップ』でシンガリ負け・・・体調面はさておき,ここ帯広では狙えない。
 恐らく『ばんえい記念』には出走するだろうが・・・ガラリ一変は難しい。少しでもセールスポイントがあれば・・・と思うのだが帯広コースとここまで相性が悪いと推しようがない。今年の最下位候補はこの馬あたりか・・・。



ハイトップレディ
(鹿毛・牝7)尾ヶ瀬厩舎 通算成績104戦24勝2着12回
【主なタイトル】 ヒロインズカップ・ばんえいダービーなど重賞8勝


ハイトップレディ  現役最強牝馬。旧4歳時に『ばんえいダービー』,5歳時に『はまなす賞』にて牡馬陣を一蹴。歴代の「女傑」に迫る勢いを見せた。この馬の武器は何といっても切れ味鋭い末脚,これに尽きる。7歳となった今でも平場・特別戦あたりならば牡馬と互角以上に渡り合える。

 しかしながら,その切れ味を生かすために必要となる条件があまりにも多い。第1に無事な登坂・第2に適度な馬場水分(軽いほどよい),第3に背負う重量といったところか。更に牝馬限定戦だと,厳しいハンデを課せられるため苦戦しがちである。
 本格的な古馬一線級への挑戦は2000年1月の『チャンピオンカップ』。以降重賞挑戦15回(牝馬限定『ヒロインズカップ』は除く)を数えるが,『北見記念』の3着が最高(その時の馬場水分は4.5%)である。一線級相手の不利もあるが,若い頃に比べ幾分ズブくなってきているのか,障害のカカリが若い頃の様にはいかないのも苦戦の要因かもしれない。事実,障害さえ互角ならば,上位に伍していけるのだから。

 過去,『ばんえい記念』には1回挑戦し,シマヅショウリキとの激しい5着争いを演じた。結果6着だったが牝馬としては酷量である980キロを最後まで引ききった。力はある。やはり障害が全ての馬という事がいえるだろう。牝馬の20キロ減の恩恵が与えられるのは今シーズン限り。『ばんえい記念』挑戦も最後の980キロということになるだろう。
 帯広に入り再び上昇気流に乗ったトップレディだけに,何とか大一番で好勝負するために助けが欲しいところ。幸い展開はスローに落ち着くだろうから,あとは馬場か?軽くなればこの馬にもチャンスがある。しかし,馬場が軽くても障害で躓けば終りだ。とにかく障害,これがポイントだろう。
 決して華を添えるだけの存在には終わらない,それがハイトップレディである。



シンエイキンカイ
(栗毛・牡5)水上厩舎 通算成績 80戦12勝2着14回
【主なタイトル】 チャンピオンカップ・はまなす賞


シンエイキンカイ  ご存知「タフネスボーイ」のシンエイキンカイ。ばんえい競馬では年間20走くらいはザラだが,オープンクラスの同馬が今季ここまで何と27戦(!)を消化している。更に,シーズンの4分の3で常に安定した結果を残している事からも,最近ではいないタイプの1頭と言える。

 デビュー年度から24戦消化していることからも解るとおり使い減りせず調子を持続させるこの馬は,旧4歳時夏に大飛躍を遂げる。4連勝で迎えた重賞初挑戦の『はまなす賞』で完勝した。大雨の後の軽い馬場も幸いしたが,5歳馬有利のこのレースでこのパフォーマンス・・・「大器」の片鱗を見せ付けた。その後は三冠路線に乗り『ばんえいダービー』『ばんえい菊花賞』を2・3着でまとめ,本格的な古馬オープンクラスとの初挑戦となった『チャンピオンカップ』で,重賞2勝目を挙げた。
 ここまでの戦績では軽い馬場・展開を味方につけての「フロック的要素」も混在していたが,5歳シーズンに入りその評価は甘かった事を認識する事となる。『北見記念』『岩見沢記念』『旭王冠賞』−。全て馬場水分1%未満の重馬場でも苦にせず荷物を引ききる力強さも兼ね備える存在となった。秋の北見開催に入り,連戦の反動が出た格好となり振るわなかったが,帯広に入り復調,大一番に向け態勢を整えつつある。

 5歳での『ばんえい記念』挑戦は確かに不利だろう。しかしながら,この馬は好走が期待出来るだけに楽しみな存在と言える。又,今回は10キロ減の990キロで出走できるのも強み。いきなり大仕事をして次世代を文字通り「引っ張る」存在となり得るか。


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