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足利競馬ファイナル |
最終日2003年3月3日 |
最後のイベント |
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最終レース終了後
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足利競馬全レース終了。
野外スタンド上段にある表彰スペースにて『足利記念』優勝馬関係者が集まり、多くの観客が見守る中最後の表彰式が行われました。
現役騎手時代には、ガッツ溢れる騎乗プレーで足利競馬場に訪れた多くのファンを沸かせた足利所属・長島茂夫調教師が表彰を受けます。
そして、5番人気とやや人気を落としていたシンボリメロディーでありましたが、ここ一番で黙っていられなかったか、見事最後を締めた内田利雄騎手が表彰を受けます。
一通り表彰が行われた後、「残念ながら本日を持って足利競馬は幕を閉じます。」といった足利市長・吉谷宗夫氏からの挨拶がありました。
場内の若者達から「誰が廃止にしたと思ってんだ!」「お前が辞めろ!」といった罵声が飛び交います。
「マナーが無い」と思う方もいるかもしれませんが。。。競馬場一個無くす決断を下したわけだ、これぐらいの罵声は受けて欲しい。また、拍手だけで終わってはならない瞬間だとも私は思う。
最後に表彰者から、花束と、記念品に交換出来るカラーボールが観客に投げ込まれ最後の表彰式は幕を閉じました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
そして、例によって手を振りながら「ありがと〜!」と叫ぶ名物元気アナ藤弘一氏のパフォーマンスもイベントの一つだったのかなあ(笑)。
彼は少々演出過剰なキャラで、本日も「私、涙に声を詰まらせ実況が途絶える場面があるかもわかりませんが。。。」と前もって予告するところに少々演出が見え隠れしてしまいますが(苦笑)。
でも本日は、「最後は笑顔で締めようよ!」「まだ宇都宮競馬があるから応援してくれー!」といった空気をネ、上手く作ってくれたような気がします。
そして、藤アナは『足利記念』は第1回の開催から本日の第33回開催まで、すべての実況担当をしているとのこと。足利競馬の生証人として貴重な存在とも言えるのでしょう。
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最後のイベント
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そして、最後のファンサービスとして走路への入場が許可されました。
この時間帯になると、レース中は大人しくしていた空模様もにわかに崩れだしポツリポツリと雨が降ってきました。
それでも来場者の多くが、ハシノタイユウが北関東で初めて走りを披露し、ブライアンズロマンがレコードで駆け抜け、ドージマファイターが日本最多連続勝利記録を打ち立てた、その馬場を一歩一歩踏みしめて歩き出して行きます。
馬場コンディション重発表の本日の馬場はところどころ水溜りが出来ていてボコボコ。走路も大分傷んでいるように見えました。ゴール板前が記念撮影スポットとなっておりました。
スタートゲートのある4コーナー付近まで歩いて行くとそこが出口。馬場を出る時に「歩行証明書」が職員さんから渡されました。
本日、私は馬券の方は残念ながら外れましたが、それでも様々なイベントがあり「来て良かった、楽しかった!」と思います。足利競馬職員の皆様、お疲れさまでした!と感謝したい。
だが、同時に。。。これだけファンが楽しめるイベントが組めるならば、廃止になるのを待つのではなくもっと早くにやるべきだったでしょう?、と問い掛けたい気持ちで一杯だ。
この問い掛けはこれから厳しい時代を生き抜いて行かねばならないすべての競馬場に対しても投げ掛けておきたいと思います。
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足利競馬ファイナル |
最終日2003年3月3日 |
最後のイベント |
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