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足利競馬ファイナル |
最終日2003年3月3日 |
最後のイベント |
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最終日2003年3月3日
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2003年3月3日、平成14年度市営第5回足利競馬6日目。
足利競馬開催最終日を迎えました。
競馬場の廃止。無論ファンからするとはありがたくない最悪の結果ではあります。
が、大雪によって番組プログラムを全部終了出来ず涙を飲んだ新潟県競馬の最終日、そしてうやむやのうちに開催が行われなくなった中津競馬の最後を思うと、益田競馬同様最後の開催日をファンと伴に迎えられ全番組が行われたことは喜ばしいことだったと思います。
最終日は平日の開催ということもあり益田競馬最終日のような入場者レコードとはなりませんでしたが、普段の倍近い2,535人の来場者があり場内は賑わいました。
天気の方は曇ってはおりましたが、足利競馬場特有のビュービューと吹く空っ風も無くそれなりに過ごしやすい日でありました。
レースは全10鞍組まれており、最終レースがメインレースの重賞『第33回足利記念』。
場内はスタンド前の直線コースの内馬場に「53年間ありがとう あしかが競馬」の横断幕が張られている以外は特に普段と変わるところは無いですが、普段より賑やかな雰囲気に感じたは場内実況放送のせいだったのでしょう。
栃木競馬実況を担当されている藤弘一アナと大川充夫アナ以外に、本日は助っ人アナウンサー達が最後の日を盛り上げようと駆けつけてくれておりました。
8レースの『3歳選抜戦』は、様々な公営競技の実況をこなされているベテラン・蘇武直人アナが実況担当。
そして準メインレースの『アサノグリン特別』は、ラジオたんぱの宇野和男アナ、テレビ東京のウイニング競馬で知られる矢野吉彦アナのリレー実況。
リレー実況は日本での競馬実況ではなかなかお目にかからない、いや、お耳にかからない(笑)珍しいものだと思いますヨ。このコンビはかつて上山と高知で行われた『全国競馬実況アナウンサーフェスティバル』でも披露されており息の合った楽しい実況でした。
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メインレースは最後の『足利記念』
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第33回 足利記念
2003.3.3 足利競馬場 第10競争 条件:北関東グレード2 サラ系3歳以上 1着本賞金:3,000,000円 距離:1900m 天気:曇り 馬場:重
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枠 |
馬 |
馬名 |
斤量/性齢 |
騎手 |
所属 |
1 |
1 |
サンエムキング |
56.5/牡馬11歳 |
丸山侯彦 |
高崎)岡田 |
2 |
2 |
シンボリメロディー |
54.0/牡馬9歳 |
内田利雄 |
足利)長島 |
3 |
3 |
ローランワンダ |
55.0/牡馬8歳 |
大木義一 |
宇都宮)人見 |
4 |
4 |
ヤマノワンダー |
55.0/牡馬7歳 |
山田博美 |
足利)川村 |
5 |
5 |
ミホノコトブキ |
56.5/牡馬5歳 |
平澤則雄 |
足利)長島 |
6 |
6 |
ゼパニア |
55.0/牡馬6歳 |
加藤和博 |
足利)堀江 |
7 |
7 |
レザーネック |
53.0/騙馬5歳 |
山口竜一 |
宇都宮)田畑 |
8 |
8 |
トウショウゼウス |
57.0/牡馬4歳 |
鈴木 正 |
宇都宮)中村 |
9 |
サンクスメモリー |
56.0/牡馬8歳 |
金井正幸 |
高崎)法理 |
足利記念 過去10年の優勝馬 |
開催 |
優勝馬 |
騎手 |
所属 |
第32回(2002年3月) |
リキアイフルパワー |
茂呂菊次郎 |
澁谷武久(高崎) |
第31回(2001年3月) |
イヴニングスキー |
内田利雄 |
室井康雄(宇都宮) |
第30回(1999年6月) |
イヴニングスキー |
内田利雄 |
室井康雄(宇都宮) |
第29回(1999年3月) |
ミナミノイーグル |
長島茂夫 |
長島康男(足利) |
第28回(1998年3月) |
ブライアンズロマン |
内田利雄 |
室井康雄(宇都宮) |
第27回(1997年3月) |
ナポレオンソロ |
橋和宏 |
岩渕義三(足利) |
第26回(1996年3月) |
ハシノタイユウ |
橋和宏 |
佐藤和伸(足利) |
第25回(1995年3月) |
リーチシンボリ |
長島茂夫 |
長島康男(足利) |
第24回(1994年3月) |
アサノグリン |
小野三夫 |
手怏タ彦(足利) |
第23回(1993年2月) |
ビクトリアレット |
内田利雄 |
丸山定男(宇都宮) |
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
 1番人気は高崎の古豪・サンエムキング |
主催者側も当然意識しての設定でしょうが、2003年3月3日の第33回と、ホントに3づくめの『足利記念』です。
売上票数はわかりませんが、3番のローランワンダの単勝・複勝は「あやしいぞ!」と良く売れてたのかも(笑)。
さて、現在の栃木古馬勢は、長年主役を張ってきたブライアンズロマンが去り、女傑ベラミロードが引退してちょっと大将不在の時期に差し掛かっていると思います。
そういった意味で高崎から参戦の2頭、とりわけ古豪サンエムキングの参戦は番組を面白くしてくれました。11歳にしてまだまだ元気だよなあ、この馬。
昨年3月の地元の『開設記念』以来重賞勝ち星からは遠ざかっております。
栃木勢は、コンスタントに堅実な走りをみせるミホノコトブキ、昨年の『北関東皐月賞』馬トウショウゼウス、勢いのある上がり馬レザーネックなどが迎え撃ちます。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
 ハナをとったのはトウショウゼウス
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場内放送でのプロフィール紹介を受けながら一頭づつ本馬場に入場して行きます。普段の足利競馬場ではこういった紹介は無かったと記憶しております。
1900m戦発走は2コーナー地点から。足利競馬場に最後の重賞ファンファーレが鳴り響き、スタートが切られました。
一団の中からじんわりと先頭に立ったのはトウショウゼウス。そしてサンエムキング、サンクスメモリーの両高崎勢がガシッとマークを固めます。
ミホノコトブキ、レザーネックもその後に続き人気どころの有力馬達は前々でレースを進めました。
トウショウゼウスはゆったりとしたペースで逃げ、後続集団もそれに付かず離れず様子を見ながら進みます。
そして3コーナーあたりで先頭から最後尾との間隔がぐっと詰まって来る。
4コーナーではトウショウゼウスを交わす勢いでサンエムキングが迫る。そして直線へ。
トウショウゼウスは頑張っていたが直線半ばでやや失速気味か。サンエムキング、一緒に上がって来たレザーネックの方が脚色で勝るようだ。
しかし、この追い込み難そうな馬場を猛然と追い込んで来たのがシンボリメロディーだ。これがあっと言う間の勢いでサンエムキング、レザーネックの2着争いを尻目にゴールイン!3馬身差付けての完勝で強襲劇を決めた。

直線抜け出したシンボリメロディー

内田利雄騎手、してやったり!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
有力馬達の動きを冷静に見て進んだベテラン内田利雄騎手の好プレーが光ったレースでした。
2着争いも見応えがあり、レザーネックは内を突いて良く伸びてきており山口竜一騎手のねちっこさが生かされたかな、と(笑)。
2着は判定の結果サンエムキング、レザーネックの同着。準メインレースの『アサノグリン特別』も1着馬同着の判定が出ており2レース連続で同着判定は珍しい。
第33回足利記念 結果 |
着順 |
枠 |
馬 |
馬名 |
騎手 |
人気 |
タイム(着差) |
1 |
2 |
2 |
シンボリメロディー |
内田 |
5 |
2.06.0 |
2 |
1 |
1 |
サンエムキング |
丸山 |
1 |
3馬身 |
2 |
7 |
7 |
レザーネック |
山口 |
3 |
同着 |
4 |
8 |
8 |
トウショウゼウス |
的場 |
3 |
クビ |
5 |
5 |
5 |
ミホノコトブキ |
平沢 |
2 |
4馬身 |
(払い戻し)
単勝【2】1090円 複勝【2】180円/【1】110円/【7】120円
枠番連複【1-2】470円/【2-7】970円
馬番連複【1-2】450円/【2-7】810円
枠番連単【2-1】1080円/【2-7】1840円
馬番連単【2-1】1250円/【2-7】1940円
ワイド【1-2】300円/【2-7】520円/【1-7】310円
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足利競馬ファイナル |
最終日2003年3月3日 |
最後のイベント |
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