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【- Page1 -】 (2001.7.1up) 4782番目の訪問者です
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空港から近い様な、遠い様な。。。
今まで園田競馬場に行ったことが無かった私であったが、今年は意を決っして早々にそのレースに合わせて航空チケットを押えておいた。そのレースとは『楠賞・全日本アラブ優駿』である。園田に行くことがあればやはりこのレースを!と決めていたもので。
当日は午前10時半くらいに大阪伊丹空港に到着。競馬場は着陸間際に飛行機の窓から確認出来るくらいの位置に在ったが、「距離的には空港から近いけど、ターミナルの反対方向に位置するからタクシーで行くのがいいよ」と聞かされていたので素直にタクシー乗り場へと向かった。
一応乗り場の案内のおじちゃんに競馬場まで幾らくらいかかるのか尋ねる。「4000円くらいかかるよ」「マジすかあ!そんなかかります?」「かかる、かかる」う〜ん足代にそんなに金かけたくないなあ。。。
とりあえず既に現地入りしているはずの関 万太郎氏に携帯電話で相談。
「電車でも行けますよ〜。そんなにわかりにくく無いですし。モノレールで蛍池駅で乗り換えて十三駅へ行きまして、ごにょごにょごにょ、タダバスが山ほど出てます。」電話がちょっと遠かった。「はいはい、行ってみますよ。」
やはり持つべきモノは旅の師匠ですな。空港の近くから出ている大阪モノレールに乗り込む。
窓から外を眺めるとシトシトと雨が降っている。後で聞いた話だと今日から梅雨入りとのことだった。ちなみにのちほど競馬場までタクシーを利用して来た方々に聞いたら飛行場から競馬場へは2500円前後で行く様だ。おっちゃん嘘つき(笑)。
ようやく競馬場に到着!
結構素直には競馬場に着かなかったんですわ(笑)。勘の良い方にはもうお分かりかも分かりませんが、旅の師匠との電話の中の「ごにょごにょごにょ」の中に乗り換えが一つ入っていた様でして。勝手に十三駅から無料送迎バスが山ほど出ているものと思い込んでしまった。
どうも違うなあ、と思い慌てて十三駅から園田駅まで電車で行こうと乗り直したら反対方角の梅田駅に着いてしまったりと。。。アホだ。
で、園田駅からは確かに無料バスが山ほど出ておりましたわ(笑)。バスに揺られて10分程度で競馬場に到着。
建物の上で誇らしげに(?)アピールしている横尾忠則氏制作の例の「脚がにょきにょきの馬」トレードマークを発見し、「う〜ん、やっと園田にやって来た」という感慨が。。。いや姫路でも見てるのかな(笑)。
入場門前にいきなり煮込み屋がありその店先に何だか見たことも無いようなものが串に刺されていたがあれは何だろう??と惹かれたが、それを押さえてまずは場内へ。
入場してすぐがパドックなので人だかりが目に入ってくる。場内の雰囲気はなんとなく船橋競馬場に近い雰囲気か(いや、なんとなく。。ネ)。
スタンドでまったりとしていると旅の師匠・関 万太郎氏が「いやどーも。お疲れ様で〜す。」てな感じで出現。続いて関東で良く御一緒する江戸平多氏、P氏も合流。
「軽く何かつまみましょう!」ということになり場内の天ぷら屋さんで名物のタコ天を食べる。P氏は「ソース多めで!」とか注文を付けてました。通だな(笑)。イカとか魚とかのメニューもあり揚げたてでなかなかいいですわ。
関 万太郎師匠の評価はちょっと厳しいけど。。。(全国地方競馬グルメランキング参照)。それにしてもビールが欲しくなるなあ(笑)。
食堂脇のテーブルでは天ぷらやらおでんをつまみに赤ら顔で既に出来上がったおっちゃん達が居たけど。。。ああなっちゃうともう競馬どころじゃないでしょ(笑)。
2001年度 第6回園田競馬 第5日目 (2001/2/18)
道中もたもたしていたので競馬場に到着した時点で既に第4レース目が終了していた。先程のパドックの群がりは第5レースのパドックだった様ですね。
第4レースのサラブレッド戦に出走していた4連勝中のオーガストビューという馬のレースが観たかったのだがねえ。。。今日も5馬身ちぎって勝っていた様なので観れなくてちょっと残念。
この競馬場、周囲の雰囲気は民家が近いので私の地元である浦和競馬場みたいな感じがあったし、全体的な雰囲気は船橋と浦和を足して2で割った様な印象だ、あんて思ったけど、コース側に出ると南関東ではお目にかかれない風景が見える。それは。。。飛行機がびゅんびゅん飛んでいる樣が見えること。
ここは伊丹空港の敷地に隣接した場所にあることが否応無しに分かります。
コースは1999年にサラブレッド導入に合わせて改修工事がされた。1周1000mから1051mへ延長。それに伴い直線は228mから213mへ短縮された。
1〜2コーナーにかけて緩やかな登りがあり、3コーナーには高低差約1mの登り下りの坂があるコースとなっている。
兵庫競馬リーディングジョッキー
(2001/1/2〜5/31現在)
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順位 |
騎手名 |
年齢 |
1着 |
2着 |
3着 |
着外 |
連率 |
1 |
小牧 太 |
33 |
136 |
72 |
54 |
165 |
40.4% |
2 |
岩田康誠 |
27 |
104 |
73 |
55 |
145 |
37.9% |
3 |
赤木高太郎 |
31 |
58 |
43 |
52 |
161 |
27.4% |
4 |
小牧 毅 |
38 |
49 |
46 |
37 |
166 |
25.9% |
5 |
平松徳彦 |
38 |
43 |
52 |
50 |
191 |
22.8% |
6 |
松浦政宏 |
27 |
38 |
43 |
34 |
205 |
20.9% |
7 |
永島太郎 |
27 |
32 |
41 |
43 |
164 |
20.3% |
8 |
木村 健 |
25 |
30 |
41 |
41 |
166 |
19.1% |
9 |
田中 学 |
27 |
27 |
45 |
43 |
184 |
19.3% |
10 |
尾林幸二 |
36 |
27 |
25 |
32 |
147 |
18.1% |
園田で乗れている男達
「今日は岩田が良さそうですね。逆に小牧太はイマイチです。」と関万太郎氏からの御報告。
どれどれ。。。なるほど、岩田康誠騎手は。。。1レースは3番人気で1着、3レースは2番人気で2着かあ。一方、小牧太騎手は。。。4レースは2番人気で3着、だけじゃないですか。まだわからんよー、と思ったが、あらら6レースの1番人気を3着に沈めましたネエ、小牧太騎手。
んで、同レース岩田騎手の方は3番人気の馬を1着に持って来てました。さすがは自称馬券オヤジの師匠だけあって読みが鋭いわ(笑)。恐れ入りました。園田・姫路競馬場ではこの2人のジョッキーの取捨選択は馬券に直結してくるのでその日のリズムを感じ取るのは最重要事項でしょうね。
今日に限って言えば小牧は小牧でも、むしろ兄の小牧毅騎手の方が4レース・5レースとも1着で乗れていましたわ。
兵庫の顔・小牧太騎手は1992〜1999年まで連続8年間兵庫競馬のリーディングの座を守った男。地元のあんちゃん的な雰囲気で親しまれており、2000年には通算2500勝を達成しているベテランジョキーであります。
そして、その小牧太騎手のリーディングの座をついに去年奪い取ったのが小牧太騎手より若い天才肌のジョッキー岩田康誠騎手。去年通算1500勝を達成しているがデビューから約9年目での達成ということは。。。デビューして13年目に通算2000勝を達成した小牧太騎手と比べても速いペースなんじゃないかな。まだまだ先が楽しみなジョッキーです。
ところでこの競馬場にはジョッキーが主役になる2つの華やかな祭典がある。
ひとつは暮れに行われる『インターナショナルジョッキーズカップ』。去年は12/5に行われた。2レース行ってのポイント制で争われたが、結果は地元勢で総合4位までを独占して地元ファンを喜ばせる結果となりました。
『第5回インターナショナルジョッキーカップ(2001/12/5園田競馬場) 成績』
1位)小牧太(兵庫) 2位)岩田康誠(兵庫) 3位)平松徳彦(兵庫) 4位)赤木高太郎(兵庫) 5位)O.ペリエ(仏)
6位)D.オリヴァー(豪) 7位)後藤浩輝(JRA) 8位)J.ムルタ(愛) 9位)永島太郎(兵庫) 10位)武豊(JRA)
そしてもうひとつは『ゴールデンジョッキーカップ』で、こちらは中央・地方から2000勝以上のジョッキーを集めて行われるまさに夢の競演ですなあ。一昨年から久々の再開となりましたが、去年は兵庫競馬からは小牧太騎手と平松徳彦騎手の2人の2000勝ジョッキーが出場。総勢12名の騎手達の総勝利数は約3万6000勝だって。すごいなあ。
なんといっても7000勝ジョッキーも居ましたからねえ(=佐々木竹見騎手)。
『第9回ゴールデンジョッキーカップ(2000/9/7園田競馬場) 成績』
1位)内田利雄(栃木) 2位)的場文男(大井) 3位)小牧太(兵庫) 4位)川原正一(笠松) 5位)菅原勲(岩手)
6位)岡崎準(福山) 7位)平松徳彦(兵庫) 8位)安藤勝己(笠松) 9位)佐々木竹見(川崎) 10位)岡部幸雄(JRA)
11位)鮫島克也(佐賀) 12位)石崎隆之(船橋)
みついし昆布特別 アラブ系ハンデ1870m
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枠 |
馬 |
馬名 |
斤量/性齢 |
騎手 |
1 |
1 |
ケイエスヨシゼン |
55.0/牡馬8歳 |
平松徳彦 |
2 |
2 |
ツバサキング |
53.0/牡馬5歳 |
大山寿文 |
3 |
3 |
スカイハイリー |
54.0/牡馬4歳 |
小牧 太 |
4 |
4 |
ハッコーディオス |
58.0/牡馬4歳 |
岩田康誠 |
5 |
5 |
サンユウラピート |
53.0/牡馬5歳 |
下原 理 |
6 |
ランダムオーク |
54.0/牡馬4歳 |
宮西晃宏 |
6 |
7 |
ニシノリュウジン |
53.0/牝馬4歳 |
松平幸秀 |
8 |
クインラマ |
53.0/牝馬5歳 |
小林克己 |
7 |
9 |
カズミサチフジ |
53.0/牡馬5歳 |
永島太郎 |
10 |
スーパーチャレンジ |
53.0/牡馬5歳 |
田中 学 |
8 |
11 |
タカライデン |
56.0/牡馬4歳 |
赤木高太郎 |
12 |
シルクスピード |
54.0/牡馬6歳 |
米田幸治 |
準メインの特別戦も豪華メンバー!
メインレースの2つ前のレースになるが、アラブ古馬のオープン特別戦が組まれていました。これも今日の楽しみの一つ。何せ私は兵庫の大物アラブはワシュウジョージしか見たことが無いモノで(苦笑)。
それは置いておいてもアラブファンにとっては嬉しい一日だったでしょう。
メンバー的には金沢の『セイユウ記念』(6/23)に回る予定のワシュウジョージを除いたトップクラスのメンバーが揃っていたんじゃないでしょうか。
人気を集めたのが58キロのトップハンデを背負ったハッコーディオス。
前走『兵庫大賞典』(5/1園田)ではワシュウジョージに僅差の2着。小牧太=ワシュウジョージ、岩田康誠=ハッコーディオス、この2馬が現在の兵庫アラブ古馬の2枚看板でしょう。
無論、交流レース等で結果を出して既にその名が全国区となっているワシュウジョージに対して、ハッコーディオスの方はまだまだ実績では見劣りするものの4歳とまだ若いのでやがては兵庫の頂点に立つ時代がやってくるでしょう。
相手筆頭は同じく4歳のスカイハイリーとタカライデン。
スカイハイリーはコツコツと古馬に揉まれてこのクラスへあがって来た馬の様ですね。
タカライデンの方は去年『フクパーク記念』を勝った後楠賞で2着。その後『姫山菊花賞』を制した後福山の『全日本アラブグランプリ』(00')で2着しておりこちらもなかなかの実績の持ち主ですなあ。
クインラマは全国交流の兵庫アラブクイーンカップ(00'園田)の覇者(2頭同着でした)。このレースがそれ以来で休養明けの初戦。
そして忘れちゃいけないのがケイエスヨシゼン。96年の『楠賞』優勝を含む兵庫クラシック3冠に輝いた馬だ。『西日本アラブダービー』や『タマツバキ記念名古屋杯』をはじめ多くの重賞をその手中に収めた名馬である。
そのケイエスヨシゼンも成績を見る限りここのところ一級線相手だとかなり苦労している様だが。。。良いところを見せて欲しいものだ。
Click! 【 ハッコーディオス/タカライデン/スカイハイリー/ケイエスヨシゼン (jpeg画像計91KB) 】

(左)1着のハッコーディオス (真中)サンユウラピート (右)タカライデン
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レースはトップハンデを背負ったハッコーディオスがじわりとハナに立ち後続を引っ張る。大本命がピタリとマークされる展開。
鞍上の岩田騎手は2周目の向こう正面あたりで手応えを確かめる様に軽く気合を付けた感じだがほとんど持ったまま。ゴール前も余裕の脚色で2着タカライデン以下を突き放した。
これは凄い馬だなあ。しかもレコードタイムのオマケ付だ。
「いやあ、こういう良いメンバーのレース観れるだけでも来て正解なんだよね〜」関東人でやはり私の旅競馬の師匠である栃ノ峰富士氏がいつのまにか背後に(笑)。
「ヨシゼンかあ。そろそろ厳しい状況になって来てるねえ。。。」とぽつりともらす。彼なんかは全盛期の「凄いヨシゼン」を観ているだろうからなあ。今日も。。。10着かあ。楠賞デーに劇的な復活!なんていうのは無かったかあ、残念。
岩田騎手の方は今日これで3勝目。関 万太郎氏、「こんな日に限ってメインレースの人気馬を飛ばす、なんてことが競馬ではよくありますんで。。。」嫌なこというなあ(笑)。メインでも頼りにしているんだからあ。
この準メイン的なレースのあとメインレースまではもう1レースあるんだけど。。。悪いけど気分は既にメインレース。早々とパドックへ向かい出走馬の周回が始まるのを待つばかりであった。
みついし昆布特別 着順 |
順 |
馬名 |
タイム |
人気 |
1 |
ハッコーディオス |
2.03.3 |
2 |
2 |
タカライデン |
2馬身1/2 |
3 |
3 |
サンユウラピート |
4馬身 |
9 |
4 |
ツバサキング |
1馬身1/2 |
12 |
5 |
カズミサチフジ |
2馬身 |
5 |
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