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541番目の訪問者です |
第4回JBCスプリントGI
2004.11.3 大井競馬場
条件)サラブレッド系3歳以上 距離)ダート1200m 1着本賞金) 80,000,000円 天候)晴れ 馬場)稍重
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過去3年間の優勝馬 |
回数(開催日) |
開催地 |
優勝馬 |
第3回(2003.11.3) |
大井 |
サウスヴィグラス(JRA) |
第2回(2002.11.4) |
盛岡 |
スターリングローズ(JRA) |
第1回(2001.10.31) |
大井 |
ノボジャック(JRA) |
スプリンター達の祭典
第4回目を迎えるJBCです。来年度のJBC開催は名古屋競馬場が開催地として決まっているようですね。開催地持ち回りにより、大井競馬場の祭典でなく地方競馬としての祭典として、また地方競馬の活性化という点で意義を深めて行って欲しいものです。
そういった意味では名古屋開催が成功を収めるか否かが今後の発展における鍵を握っている気がします。
さてJBCの第1弾は1200mのスプリント戦。メンバー的には昨年の優勝馬が既に引退して不在とはいうものの、今年に入って行われた1200m以下の主要ダートグレードレースの優勝馬が揃い、特に中央勢はベストメンバーが揃ったのでは、と思います。
マイネルセレクト:東京盃、ガーネットステークス ディバインシルバー:北海道スプリントカップ シャドウスケイプ:クラスターカップ
地方からの挑戦馬を見渡すと。。。ややパンチ不足という感は否めないかな。かつてのカガヤキローマンやサカモトデュラブのような強烈な個性派の短距離ランナーが現在の地方馬には少なくちょっと寂しい気もします。
枠 |
馬 |
馬名 |
斤量/性齢 |
騎手 |
所属 |
1 |
1 |
ヒカリジルコニア |
57.0/牡馬5歳 |
吉田 稔 |
JRA)清水 |
2 |
2 |
カセギガシラ |
57.0/牡馬4歳 |
的場文男 |
大井)大山 |
3 |
3 |
ユウキュウ |
57.0/牡馬5歳 |
岡部 誠 |
名古屋)角田 |
4 |
4 |
ヤマニンデューク |
57.0/牡馬7歳 |
真島大輔 |
大井)佐藤 |
5 |
5 |
ディバインシルバー |
57.0/牡馬6歳 |
安藤勝己 |
JRA)和田 |
6 |
シャドウスケイプ |
57.0/牡馬5歳 |
小牧 太 |
JRA)森 |
6 |
7 |
シャドウランサー |
57.0/騙馬7歳 |
内田博幸 |
大井)矢作 |
8 |
マイネルセレクト |
57.0/牡馬5歳 |
武 豊 |
JRA)中村 |
7 |
9 |
アグネスウイング |
57.0/牡馬4歳 |
中舘英二 |
JRA)白井 |
10 |
タイガーロータリー |
57.0/牡馬4歳 |
水野貴史 |
高崎)川嶋 |
8 |
11 |
シャンハイジャンプ |
56.0/牡馬3歳 |
佐々木国明 |
北海道)若松 |
12 |
サニングデール |
57.0/牡馬5歳 |
福永祐一 |
JRA)瀬戸口 |
9/29『東京盃GII 1200m』結果 |
着順 |
馬名 |
所属 |
人気 |
タイム |
1 |
マイネルセレクト |
JRA |
1 |
1.10.9 |
2 |
ヒカリジルコニア |
JRA |
4 |
1馬身1/2 |
3 |
シャドウスケイプ |
JRA |
6 |
3/4馬身 |
4 |
タイガーロータリー |
高崎 |
10 |
2馬身1/2 |
5 |
(ノボトゥルー) |
JRA |
7 |
クビ |
メンバー的には前哨戦である『東京盃』(9/29大井、GII、1200m)が本番と同じコース・距離ということで力関係が占える。
絵に描いたように鮮やかな追い込みを決めて『東京盃』を制したマイネルセレクト(JRA)が当然の1番人気。昨年の『JBCスプリント』では追い込むもサウスヴィグラスにハナ差届かずの2着。サウスヴィグラス引退後のこのメンバーでは王座獲得に死角無し、といったところだろうか。
対マイネルセレクトという点では、『東京盃』組の2着以下に対しては勝負付けが終わったというファンの見方だろうか、2番人気は別路線組からアグネスウイング(JRA)。前走の『シリウスステークス』(10/3阪神、GIII)勝ちを含め4連勝中の上がり馬。
以下『東京盃』組では2着に粘ったヒカリジルコニア(JRA)が3番人気、6着だったディバインシルバー(JRA)が5番人気、追い込んで3着だったシャドウスケイプ(JRA)が6番人気。
異色なのが4番人気サニングデール(JRA)か。『高松宮記念』(04'、JRA中京)を含めて、芝での重賞タイトルは5つ。短距離では中央でも屈指の実力馬でしょう。ただ、極端な追い込み馬、初のダートとなると。。。正直走ってみなけりゃ分からんわ、という感じでしょうかねえ。
地方勢は、昨年は『東京盃』を制し、本番『JBCスプリント』で1番人気に支持されたハタノアドニスがいた(結果は4着)。そのハタノアドニスが今年は前哨戦『東京盃』で9着に敗退で本番も不在となると、一枚手薄になったと言わざるを得ない。
7番人気と低評価だが一発を期待したいタイガーロータリー(高崎)。『とちぎマロニエカップ』(03'宇都宮、GIII)で4着、群馬記念(5/5高崎、GIII)で3着、『東京盃』で4着、と地方の馬場に限定すれば常に掲示板を確保している北関東期待の星だ。
8番人気カセギガシラ(大井)は『隅田川オープン』で恵量を生かしてハタノアドニスを破っておりスプリントでの能力は高そう。地元のエース的場の手腕で強豪相手にどこまで持ってこれるか。
ハナはカセギガシラ
人気の一角ヒカルジルコニアが大きく出遅れ。内枠を利してカセギガシラ、テンに速いディバインシルバー、それにシャドウランサーあたりも加わり激しい先行争い。
人気のマイネルセレクト、アグネスウイングも先行グループを見ながらの好位置に取り付く。
直後に付けるディバインシルバーのマークがキツイが、カセギガシラが先頭で頑張ったまま3コーナー、4コーナーと馬群がカーブを切って行く。
直線に入ってもカセギガシラは頑張っていたが、後続集団が徐々に進出してやがて馬群に飲まれて行く。
直線残り200mあたりで馬群を抜け出したのはやはりマイネルセレクトで他の馬とは伸び脚が違う。2着争いは粘るディバインシルバーとアグネスウイングに追い込んで来たサニングデールが横一線の争い。
マイネルセレクトは2着争いを尻目に2馬身1/2差を付けての完勝でゴール板前を通過した。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
マイネルセレクト完勝
マイネルセレクトはスピードがあることは勿論のこと、好位から自分でレースを作れる器用さがやはり強さの秘訣でしょう。地方の砂を苦にしない本日の器用な走りを見てしまうと、ダートグレードの短距離路線ではこの馬の天下がしばらく続きそうな予感がします。
地方最先着のタイガーロータリーは自分の能力分はキッチリ走って力があるところを見せてくれたけど、やはりグレードレースだとテンのペースに付いて行けてない分最後足りない感じ。『とちぎマロニエカップ』あたりで再度期待したい。
レース結果 |
着順 |
馬名 |
人気 |
タイム |
1 |
マイネルセレクト |
1 |
1.10.6 |
2 |
アグネスウイング |
2 |
2馬身1/2 |
3 |
サニングデール |
4 |
アタマ |
4 |
ディバインシルバー |
5 |
クビ |
5 |
タイガーロータリー |
7 |
1馬身1/2 |
(払い戻し)
単勝:【8】130円
複勝:【8】100円/【9】130円/【12】220円
枠番連複:【6-7】300円/馬番連複:【8-9】310円
枠番連単:【6-7】420円/馬番連単:【8-9】430円
ワイド:【8-9】200円/【8-12】370円/【9-12】1030円
三連複:【8-9-12】1400円/三連単:【8-9-12】3480円
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Winner |
マイネルセレクト
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父)フォーティナイナー |
母)ウメノアスコット 母父)ラッキーソブリン |
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