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1652番目の訪問者です |
第29回 開設記念
2004.3.28 高崎競馬場
条件)3歳以上 距離)ダート2100m 1着本賞金)5,000,000円 天候)晴れ 馬場)良
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過去5年間の優勝馬 |
回数(開催日) |
優勝馬 |
第28回(2003.3.23) |
テンリットル |
第27回(2002.3.24) |
サンエムキング |
第26回(2001.3.25) |
デルマキングオー |
第25回(2000.3.26) |
ブライアンズロマン |
第24回(1999.3.28) |
エビスヤマト |
年度を締めくくる2100m戦
高崎競馬の年度を締めくくる『開設記念』です。
一昨年に観に来た時は「地元での実績抜群のデルマキングオーで頭は断然だろ」なんて雰囲気でしたが、それを10歳馬サンエムキングがレコードで破りたまげた記憶があります。
昨年は優勝したテンリットルは人気通りの結果でしたが、2着したリキアイフルパワーは約1年振りの連対でやはり驚かされた結果です。
年末の『高崎大賞典』よりもさらに人気馬達に余力がどれだけあるのか問われるレースなのかもしれません。
今年のこのレースの見どころはやはり『高崎大賞典』馬と『とちぎ大賞典』馬の初顔合わせでしょうか。互いのお手並み拝見と行きましょう。
枠 |
馬 |
馬名 |
斤量/性齢 |
騎手 |
所属 |
1 |
1 |
セイエイシェーン |
54.0/牝馬4歳 |
早川順一 |
栃木)岩渕 |
2 |
2 |
エドノマッケンオー |
56.0/牡馬8歳 |
平澤則雄 |
栃木)菅原 |
3 |
3 |
パワフルダンサー |
56.0/牡馬6歳 |
野澤憲彦 |
栃木)平石 |
4 |
4 |
テンリットル |
56.0/牡馬6歳 |
水野貴史 |
川崎)川嶋 |
5 |
5 |
スピードパンチ |
56.0/牡馬7歳 |
山口竜一 |
栃木)山口 |
6 |
オピニオンリーダー |
56.0/牡馬5歳 |
福元弘二 |
高崎)酒井 |
6 |
7 |
フォースキック |
56.0/牡馬6歳 |
丸山侯彦 |
高崎)岡田 |
8 |
サンクスメモリー |
56.0/牡馬9歳 |
金井正幸 |
高崎)法理 |
7 |
9 |
ブルーパシフィック |
56.0/牡馬8歳 |
横山克彦 |
高崎)高橋 |
10 |
タワリングドリーム |
56.0/騙馬8歳 |
木村芳晃 |
高崎)森山 |
8 |
11 |
ブラボーオペラ |
56.0/牡馬5歳 |
鈴木 正 |
高崎)川嶋 |
12 |
タナゾルスター |
56.0/牡馬4歳 |
茂呂菊次郎 |
高崎)木村 |
テンリットル
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テンリットル(高崎)
昨年末の『高崎大賞典』馬であるとともに、今や高崎競馬を代表する古馬に成長したテンリットルが不動の1番人気。
今年度も果敢に交流重賞に挑戦。前走の『名古屋大賞典』(3/10名古屋,GIII)は、勝ったクーリンガーには離されたもののマルカセンリョウに続く3着を確保。
全国の砂の強豪相手に勝ち切るにはややパンチ不足の現状ではありますが、馬は力を付けているしなんとか交流重賞タイトルを獲ってもらいたいものです。
昨年のこのレースの覇者であり、今年は連覇が賭かる。
パワフルダンサー(栃木)
元々は00'年に名古屋でデビュー。金沢での東海・近畿との3歳交流戦『兼六園ジュニアカップ』ではフジノテンビーに2着したりと、重賞タイトルに手は届かなかったものの素質馬として注目されていた一頭でしょう。
01'年に大井に転入。3歳重賞『黒潮盃』『戸恚L念』に挑戦するも結果が出ず。南関東のクラシック路線には乗れなかった。
その後はB級〜A2級クラスの善戦マンというイメージだったが、03'年暮れに栃木に移籍してから一皮むけたのかな?(笑)初戦の特別戦をミホノコトブキ以下を6馬身ちぎって勝ち、その勢いで次走『とちぎ大賞典』を勝ってしまい2走にして栃木古馬の頂点に立ってしまった。裏を返すと栃木の古馬戦線の層が少々薄くなっているのかもしれない。そんな不安を一掃する走りを期待。
サンクスメモリー(高崎)
すでに今年で9歳を迎えるサンクスメモリーであるが老いてますます盛ん。高崎の馬は歳を取ってから輝きだす馬が結構いますねえ(笑)。
重賞勝鞍は『東国賞』(03'高崎)、『尊氏賞』(01'足利)とわずかに2つしかないが、年末の『高崎大賞典』や『高崎記念』で大将格のテンリットルには離されているもののしっかり2着を確保している。ともに2100m戦でこのあたりの距離での安定感ではテンリットルに続く高崎ナンバー2の評価で良いでしょう
上山競馬廃止に伴って転入して2戦。高崎の水に合いそうなタワリングドリーム(高崎)が4番人気。
上山時代は昨年の『日本海記念』でスパートクロスの2着、上山競馬最後の重賞、そして最後のレースとなった『樹氷賞』でも3着に頑張っている。
紅一点のセイエイシェーン(栃木)が5番人気。昨年は3歳クラシック路線で男馬達を相手に回し互角以上の戦いを見せた。一時期減りつづけていた馬体もだいぶ安定してきたようだし今年も期待が寄せられる。
レースはややスローペースか
メンバーを見ると強力な逃げ馬が見当たらない。馬群の中からじわりとナゾルスター、オピニオンリーダーあたりが先行。続いてタワリングドリーム。先行馬を見る形でサンクスメモリー、セイエイシェーンが中段に控える。人気のテンリットルは後方から数えて4〜5番手。それを意識してかパワフルダンサーも同じあたり位置取りで後方に控えた。
スタートしてそれぞれの位置取りが決まると淡々とした流れでスタンド前から第1コーナー、第2コーナーへとレースは流れて行く。テンリットルはスタート時よりもさらに位置取りを下げて脚をためている。
向正面から3コーナーに掛かるあたりでようやく水野騎手がテンリットルを即し一気に掛けだすわけだが。。。どうも反応が鈍いようで、既にムチが入ったりしている。おやおや?
馬群は4コーナーをカーブして最後の直線へ。
ナゾルスターが先頭のまま。続くはタワリングドリーム、ブラボーオペラ、サンクスメモリーあたりか。
以下セイエイシェーンは後退加減、パワフルダンサーはちょっとスパート、テンリットルはまだ後方でもがいている。完全に前に行った馬の流れになった。
後続勢はどこまで追い込めるか?
直線半ばで前を行くナゾルスターを交わして先頭に立ったのはタワリングドリーム。それに続くのがブラボーオペラ、ナゾルスターもまだ頑張っている。
3頭混戦のままゴールへ。タワリングドリームが先頭のまま頑張り、クビ差ブラボーオペラを押さえた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
鬱憤を晴らしたか、タワリングドリーム
混戦を制したタワリングドリームの粘っこい走りは今後を期待させる勝ちっぷりだった。馬にしてみれば昇り調子だった時期での上山競馬廃止の鬱憤を晴らすような結果。
さて、1番人気に推されたテンリットルですが、パドックでは抑え切れないくらいの元気があるように見えたのですがねえ。不可解な負け方ですね。
レースを終えて引き上げてくる時、妙にゆっくりゆっくり引き上げて来て終いには水野騎手が下馬する様子が見えました。故障とかで無ければと思いましたが。。。さて?
レース結果 |
着順 |
馬名 |
人気 |
タイム |
1 |
タワリングドリーム |
4 |
2.21.8 |
2 |
ブラボーオペラ |
7 |
クビ |
3 |
ナゾルスター |
9 |
クビ |
4 |
パワフルダンサー |
2 |
クビ |
5 |
テンリットル |
1 |
1馬身1/2 |
(払い戻し)
単勝:【10】1820円
複勝:【10】430円/【11】680円/【12】830円
枠番連複:【7-8】6580円/馬番連複:【10-11】16020円
馬番連単:【10-11】36810円
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Winner |
タワリングドリーム
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父)ジェイドロバリー |
母)タラタワー 母父)Irish Tower |
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