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ぶらり、草競馬
2047番目の訪問者です
 第48回 東京大賞典 GI  2002.12.29 大井競馬場
 条件)3歳以上 距離)ダート2000m  1着本賞金)80,000,000円  天候)晴れ 馬場状態)良

 Introduction !

過去5年間の優勝馬
回数(開催日) 優勝馬
第47回(2001.12.29) トーホウエンペラー
第46回(2000.12.29) ファストフレンド
第45回(1999.12.29) ワールドクリーク
第44回(1998.12.23) アブクマポーロ
第43回(1997.12.28) トーヨーシアトル
今年最後の大一番、東京大賞典
 同じ大井の古馬GIレースである『帝王賞』よりも、年内オーラスといった点で目標にしやすいのでしょうかね?
 『帝王賞』と比べても結構毎年良いメンバーが揃う『東京大賞典』です。


 Entry !

馬名 斤量/性齢 騎手 所属
1 1 カイジンクン 57.0/牡馬4歳 鷹見 浩 大井)倉内
2 プリンシパルリバー 55.0/牡馬3歳 的場文男 大井)栗田
2 3 ジェネスアリダー 55.0/牡馬3歳 桑島孝春 川崎)八木
4 ゴールドアリュール 55.0/牡馬3歳 武 豊 JRA)池江
3 5 キングセイバー 55.0/牡馬3歳 酒井 忍 川崎)八木
6 ビワシンセイキ 57.0/牡馬4歳 横山典弘 JRA)松田
4 7 トーホウエンペラー 56.0/牡馬6歳 小林俊彦 岩手)千葉
8 バンケーティング 57.0/牡馬4歳 畠山信一 岩手)平沢
5 9 ムガムチュウ 57.0/牡馬4歳 藤田伸二 JRA)清水
10 ネームヴァリュー 55.0/牝馬4歳 佐藤 隆 船橋)川島
6 11 リージェントブラフ 56.0/牡馬6歳 吉田 豊 JRA)大久保
12 カミスドリーム 57.0/牡馬5歳 秋田実 船橋)佐藤
7 13 カネツフルーヴ 57.0/牡馬5歳 松永幹夫 JRA)山本
14 ベルモントアクター 56.0/牡馬6歳 石崎隆之 船橋)出川
8 15 ゴールデンカバリエ 56.0/牡馬6歳 内田博幸 大井)矢作
16 コアレスハンター 57.0/牡馬5歳 御神本訓史 大井)高橋

力関係は未知数
 ゴールドアリュール(JRA)が1番人気に支持された。
 ダービー5着後、ダートへ転身。ジャパンダートダービー(7/4大井、GI)で1番人気に応えての大楽勝。大井で勝てなかった世界の武豊騎手を男にしたのがこの馬(笑)。
 続く『ダービーグランプリ』(9/23盛岡、GI)でも他馬を寄せ付けず楽勝。前走ジャパンカップダート(11/23中山、GI)は歴戦の古馬相手に力が及ばなかった感じだが、それでも5着に踏みとどまっている。
 アドマイヤドンが『JBCクラシック』を制したのを見ても今年の中央3歳馬のレベルは高い。

 2番人気はリージェントブラフ(JRA)
 『川崎記念』(1/30川崎、GI)で悲願のGI馬の仲間入り。中長距離での堅実さは現役ダート馬のなかでも屈指の存在で、前走ジャパンカップダートでは13番人気で2着に突っ込みあっと言わせたが、勿論実力の裏付けあっての好走。
 ただ極端な後方からの追い込み競馬をする馬で、その脚質から展開に左右される部分も多い。今回も多頭数の競馬で直線での位置取りがカギか。

 3番人気はJRAビワシンセイキ(JRA)
 1000万条件から5連勝でオープンクラスへ。今日のメンバーの中では最大の上がり馬。
初重賞挑戦でこのダート巧者達相手にどこまでやれるか。距離経験も1800mまで。


トーホウエンペラー
トーホウエンペラー
 4番人気はトーホウエンペラー(岩手)
地方勢の大将格。昨年のこのレースの覇者である。
 今年の交流重賞成績は、


 『フェブラリーステークス』(2/17東京、GI ) 5着
 『名古屋大賞典』(3/21名古屋、GIII ) 1着
 『帝王賞』(6/19大井、GI) 5着
 『ブリーダーズゴールドカップ』(8/15旭川、GII) 3着
 『マイルチャンピオンシップ南部杯』(10/14盛岡、GI ) 1着
 『ジャパンカップダート』(11/23中山、GI ) 6着


 強い相手でも大崩していない優秀な成績ではある。
が、1度頂点を極めたこの馬に期待されることは「勝つこと」。やはり物足りない感がある。
 今回ディフェンディングチャンピオンとしての意地を見せたいところ。

 5番人気はカネツフルーヴ(JRA)
 今年の『帝王賞』の覇者。以降、この馬についてのコメントが出る時必ず付く言葉が「血で走る」。
 期待された素質馬ながらも1600万条件をなかなか卒業できなかった馬が、初のGI挑戦・初コースを水を得た魚のように強い勝ち方。母ロジータの血が南関東の馬場で騒いだとしか思えない(笑)。ドラマチックなものを期待したい馬ですね。
 休養後の『JBCクラシック』(11/4盛岡、GI )で3着、『ジャパンカップダート』で11着。今回叩き3戦目。本調子になっていれば勿論勝ち負け。

 以下も地方勢には注目すべき馬達が出走。

 ネームヴァリュー(船橋)
 中央から転厩後、『京成盃グランドマイラーズ』(11/6船橋)、『ファーストレディー賞』(12/11大井)を連勝して一気に南関東の牝馬トップに立った馬。
 南関東の牝馬戦線には他にもラヴァリーフリッグ、ジーナフォンテンなど役者が揃っていて今非常に面白い。今回ネームヴァリューがどこまでやれるかでその役者達の力量が計れそうだ。

 ベルモントアクター(船橋)
 初の交流重賞挑戦だった『浦和記念』(11/28浦和、GII)でマキバスナイパーの2着。
デビュー以来破竹の17連勝をマークしたこの馬の本当の力量がぼちぼち試される時期に来た。

 9番人気はバンケーティング(岩手)
 『東北サラブレッド大賞典』(6/23水沢)を勝った後少々スランプに入ったか?と思わせたが、『南部杯』では強豪を相手にしてトーホウエンペラーの2着に健闘。底力のあるところを見せた。岩手競馬の次世代を担う存在として注目したい存在。


 Race's Impression !

2002年を締めくくる大一番スタート!
 陽が沈みかけたオレンジ色の光の中、第4コーナーのポケットからのスタート。

 やはり、1番人気ゴールドアリュールが単独のハナに立った。
 マークはこの1頭!とばかりに、ピタリと2番手追走はビワシンセイキ。ネームヴァリューも先行。
 カネツフルーヴは前から5〜6番手の位置。ベルモントアクター、バンケーティング、トーホウエンペラーはさらに後方から。
 リージェントブラフは例によって最後方からの競馬。


ゴールドアリュールが引っ張り、ビワシンセキがピタリとマーク
ゴールドアリュールが引っ張り、ビワシンセキがピタリとマーク

 レースは、各馬ゴールドアリュールを標的にして仕掛けるタイミングを測っておりペースは落ち着いた。

 3コーナーあたりから、後続集団もゴールドアリュールとの差を詰めて一気に押しあがって来る。

 直線に入ると先頭のゴールドアリュールが再び加速。後続を突き離しにかかる。
 後続からは、内のラチ沿いからビワシンセイキ、後方から外を回って一気に伸びて来たリージェントブラフ。
 しかし先頭のゴールドアリュールとの差はともに詰めきれず。ゴールドアリュールは余裕残しでゴールイン。


余裕の手応えで完勝!ゴールドアリュール
Click! 【大きな画像で観る!(jpeg画像50KB)】

   ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

安定したレース振りを見せたゴールドアリュール
 前回ジャパンカップダートでは苦しい展開となったゴールドアリュールであったが、やはり今日のようにスムーズな競馬をさせてもらえばやはり強い。
 これでダートのGIを1年間のうちに3つ獲得。来年はドバイワールドカップへの出走意志もあるようである。

 地方勢ではやネームヴァリューとベルモントアクターの船橋の2頭が頑張り掲示板を確保した。勢いがあり今後の南関東の中でも期待される存在なので喜ばしいこと。バンケーティングも見せ場十分の6着だった。

 一方、勝負所で動けなかったトーホウエンペラーは今後来年に向けて不安を残す形となってしまった。。。


レース結果
着順 馬名 人気 タイム
1 ゴールドアリュール 1 2.05.6
2 ビワシンセイキ 3 1馬身1/2
3 リージェントブラフ 2 2馬身1/2
4 ネームヴァリュー 6 1馬身1/2
5 ベルモントアクター 7 1馬身
(払い戻し)
単勝:【4】150円
複勝:【4】110円/【6】180円/【11】140円
枠番連複:【2-3】710円/馬番連複:【4-6】740円
枠番連単:【2-3】830円/馬番連単:【4-6】960円
ワイド:【4-6】350円/【4-11】230円/【6-11】680円
三連複:【4-6-11】1390円/三連単:【4-6-11】4090円
Winner
 ゴールドアリュール  父)サンデーサイレンス
母)ニキーヤ
母父)Nureyev




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