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1869番目の訪問者です |
第6回 さきたま杯 GIII
2002.9.4 浦和競馬場
条件)サラブレッド系/3歳以上 距離)ダート1400m 1着本賞金)30,000,000円 馬場コンディション)曇り/良
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過去5年間の優勝馬 |
回数(開催日) |
優勝馬 |
第5回(2001.09.05) |
ゲイリーイグリット(JRA) |
第4回(2000.09.06) |
レイズスズラン(JRA) |
第3回(1999.09.02) |
セタノキング(JRA) |
第2回(1998.09.02) |
テセウスフリーゼ(JRA) |
第1回(1997.09.15) |
フジノマッケンオー(JRA) |
今回は気合いの入った東海勢
毎年JRA勢は短距離巧者を送り込んで来て着実に賞金をもって行きますがね(苦笑)、それでもやはり超一線級はあまり出走してこないこのレースは毎年メンバーがちょっと小粒な印象は否めません。
南関東勢はかつてのカガヤキローマンの様な短距離のスペシャリストが不在で、「あの馬が出てくれば中央相手でも何とかなるのでは?」そんな馬がちょっと今見あたらないですねえ。
個人的には、まあ勝ち負けは別にして地元浦和の韋駄天・リザーブユアハートの名前が無いのが寂しいですが。
やはり今年の注目は他地区からの遠征馬でしょう。
枠 |
馬 |
馬名 |
斤量/性齢 |
騎手 |
所属 |
1 |
1 |
トシザミカ |
54.0/牝馬7歳 |
河内 洋 |
JRA)音無 |
2 |
2 |
ケンチャム |
54.0/牡馬6歳 |
佐藤祐樹 |
船橋)川島 |
3 |
3 |
サチノテンマ |
53.0/牡馬8歳 |
薮口一麻 |
浦和)桑田 |
4 |
4 |
ブラウンシャトレー |
56.0/牡馬5歳 |
安部幸夫 |
名古屋)国光 |
5 |
5 |
ハタノアドニス |
54.0/牡馬6歳 |
桑島孝春 |
大井)高橋 |
6 |
6 |
フジノテンビー |
55.0/牡馬4歳 |
佐藤 隆 |
船橋)川島 |
7 |
レイズスズラン |
57.0/牡馬8歳 |
江田照男 |
JRA)増澤 |
7 |
8 |
ゴールドプルーフ |
55.0/牡馬7歳 |
河端秀俊 |
名古屋)今津 |
9 |
ユーワファルコン |
56.0/牡馬5歳 |
石崎隆之 |
JRA)堀井 |
8 |
10 |
スピーディドゥ |
54.0/牡馬6歳 |
見澤譲治 |
大井)高橋 |
11 |
ロイヤルエンデバー |
54.0/牡馬4歳 |
繁田健一 |
浦和)川島 |
 フジノテンビー(船橋) |
 ユーワファルコン(JRA) |
 ゴールドプルーフ(名古屋) |
 レイズスズラン(JRA)
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人気馬
1番人気は前走『報知オールスターカップ』(8/14川崎)を快勝しているフジノテンビー。誰もが知っている実力馬が復活ののろしを上げつつある。
笠松でデビューして『秋風ジュニア』『兼六園ジュニアカップ』『ゴールドジュニア』のタイトルを持つ。そして、その名を全国に知らしめたのがやはりJRA芝での『デイリー杯3歳ステークス』での優勝。
その後JRAに移籍。芝・ダート共に走る、ということで期待されたが、『ユニコーンステークス』での2着以外は残念ながら結果が出なかった。そして、今年半ばに船橋の川島正行厩舎へ転厩。
先の『報知オールスターカップ』優勝を含む2連勝中の勢いで臨む。
2番人気ユーワファルコン。
中央の芝では『中日スポーツ賞4歳ステークス』を勝っている重賞ウイナーで、『スプリンターズステークス』まで駒を進めた馬ですからね。スピード能力はかなり高そうな馬。鞍上も浦和コースを熟知した石崎騎手を配してきた。
でもこういうタイプの馬、正直走ってみないとわからない(苦笑)。浦和のコースは癖あるしね。
3番人気レイズスズラン。
浦和はコース適性が高く厩舎サイドも本気で賞金稼ぎにきますねえ。
一度は障害レースに転向したりしてたけど(障害では7戦1勝)平地へ再び戻り。今年は『福島ジャンプステークス』を叩いて(?)臨んだ『マーキュリーカップ』(盛岡、GIII)、『サマーチャンピオン』(佐賀、GIII)で共に3着。コツコツと賞金を稼ぐこのタイプの馬はホント馬主孝行者ですなあ。
4番人気に東海勢からブラウンシャトレー。
『サラブレッドチャレンジカップ』(金沢、GIII)のグレードタイトルを持つ。そのレースではミツアキサイレンスを破っている。
この馬も芝・ダートともOKのクチで中央への遠征と両天秤でのローテーションを組めるのは厩舎サイドとしてはありがたいことでしょう。あまり経験の無い左周りの適性だけが今回不安材料かな。
一時の勢いが無いが、こだわって去年に続き使ってきたトシザミカも不気味といえば不気味。
休養明けが嫌われたのかな?このメンバーなら胸を張れるゴールドプルーフも一発を秘める。
勝ったのは。。。またまたこの馬、このジョッキー
スタンドの4コーナーからの発走。ハタノアドニスが先手。
そして競りかけるようにフジノテンビーが追走。ロイヤルエンデバー3番手。
続いてゴールドプルーフ、レイズスズラン、スピーディドゥあたりまでが前の組。
後続集団はトシザミカ、スピーディドゥ、ケンチャム、ユーワファルコン、ブラウンシャトレー、サチノテンマ。
1コーナー、2コーナーのカーブでスピーディドゥ以下の集団はちょっと離れ気味の展開。
フジノテンビーは終始ハタノアドニスを突っつく抜群の手応え(ちょっとカカリ気味にも見えたが。。。)で向こう正面から3コーナーを進み、4コーナーで満を持して先頭へ。
それに馬体を合わせに掛かるレイズスズラン。その後ろからゴールドプルーフが物凄い勢いで追い上げに入る。
終始後方に待機していたブラウンシャトレーも一気に位置を押上げて来ている。
前の争いはレイズスズランが抜けた。
そして、一杯になったフジノテンビー目がけて東海2頭が襲掛かって競るように交わしてゴール。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
それにしてもレイズスズランは浦和コースは良く走るなあ。好位置で進み、4コーナーからのひとまくりが絵に書いたように決まる(苦笑)。『さきたま杯』は2000年度以来2度目の優勝。『浦和記念』(GII)も勝っていて、コース適性抜群にも関わらず人気になりきらないところがこの馬の不思議なところです、ハイ。
東海勢2頭はさすがは実力馬。惜しいレースでした。ブラウンシャトレーは道中ちょっと位置取りが後方過ぎたかなあ。
2番人気に支持されたユーワファルコンはまったく競馬しておらず、「なんだよー」とがっかりしたファンと、「やっぱりな」とクールに納得したファンとに分かれたんじゃないでしょうか(苦笑)。
レース結果 |
着順 |
馬名 |
人気 |
タイム |
1 |
レイズスズラン |
3 |
1.26.1 |
2 |
ゴールドプルーフ |
6 |
1馬身 |
3 |
ブラウンシャトレー |
4 |
3/4馬身 |
4 |
フジノテンビー |
1 |
ハナ |
5 |
ハタノアドニス |
8 |
2馬身1/2 |
(払い戻し)
単勝:【7】660円
複勝:【7】200円/【8】250円/【4】250円
枠番連複:【6-7】280円/馬番連複【7-8】2470円
枠番連単:【6-7】380円/馬番連単【7-8】4920円
ワイド:【7-8】800円/【4-7】790円/【4-8】890円
三連複:【4-7-8】5580円/三連単【7-8-4】41370円
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Winner |
レイズスズラン
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父)Woodman |
母)Sintanous 母父)Danzig |
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