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		| 1983番目の訪問者です |  
		| 第37回岩見沢記念
 2001.9.23 岩見沢競馬場(ばんえい) 条件)3歳以上オープン  距離)ダート200m  1着本賞金)5,000,000円  馬場コンディション)晴れ/水分量0.4%
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		| 過去5年間の優勝馬 |  
		| 第37回 クシロキンショウ 第36回 グレイトジャイナー
 第35回 シマヅショウリキ
 第34回 コーネルトップ
 第33回 アトミックドラゴン
 
 |   いきなり余談ですが岩見沢競馬場は相変わらずカラスが多い競馬場である(笑)。 
 今年の岩見沢競馬は改修されたコースで行われており去年までとはちょっと違うコースになっている。
 一言で言うと力を要するタフなコースになっています。
 
 主な改修点。まずは砂の全面入れ替えを行っている。旭川コースと同じ重い砂が入った。
 それと、障害の高さは同じだが幅が短くなった。つまり角度がきつくなったということ。第2障害からゴールまでは登りの傾斜がついているがその傾斜は以前より緩くなっている。
 第2障害で力を使い果たした逃げ馬がゴール前でパッタリと止まって次々と後続馬に差される、なんてレースもかなりあるみたいですね。
 観客からするとかなり面白いレースが観れるコースになっているようだが、馬にはキツイコースになっているみたいです。
 
 岩見沢競馬の夏季開催での古馬総決算と言える『岩見沢記念』。人気投票選出による『ばんえいグランプリ』も勿論夏の岩見沢競馬を盛り立てるレースの一つであるがこちらは本賞金300万円。
 『北見記念』『旭王冠賞』『帯広記念』、そしてこの『岩見沢記念』と本賞金500万円の4つのレースがやはりばんえい競馬ではGT級レースである。
 本賞金1000万円レースである『ばんえい記念』は。。。超GT級としておきましょうか(笑)。別格ですね。
 
 
 
 
	
		| 枠 | 馬 | 馬名 | 斤量/性齢 | 騎手 | 所属 |  
		| 1 | 1 | キタノビッグエース | 850/牡馬8歳 | 山本正彦 | 鵜沼 |  
		| 2 | 2 | ハイトップレディ | 830/牝馬6歳 | 尾ケ瀬馨 | 尾ケ瀬 |  
		| 3 | 3 | シマヅショウリキ | 850/牡馬8歳 | 藤野俊一 | 水上 |  
		| 4 | 4 | クシロキンショウ | 850/牡馬7歳 | 鈴木勝堤 | 鈴木 |  
		| 5 | 5 | グレイトジャイナー | 860/牡馬9歳 | 藤本 匠 | 梨本 |  
		| 6 | 6 | シンエイキンカイ | 850/牡馬4歳 | 安部憲二 | 水上 |  
		| 7 | 7 | アキバオーショウ | 850/牡馬9歳 | 西 弘 | 林 |  
		| 8 | 8 | ジェットタイガー | 850/牡馬7歳 | 坂本東一 | 三浦 |  
		| 9 | ホワイトキャップ | 860/牡馬8歳 | 細川弘則 | 槻舘 |  
 
	
		|  グレイトジャイナー
 |  クシロキンショウ
 |  アキバオーショウ
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 メンバー的には、去年度のばんえい記念を制し一気に古馬頂点に立ったサカノタイソンの登録が無かったのと、北見記念を制したマルニエーカンが登録してこなかったのは残念だが、それでも古馬トップクラスの良いメンバーが揃ったと思う。
 レースのみどころはやはり長らく重賞戦線でトップクラスに君臨している2頭の9歳馬に割って入る馬がいるかという点ではないでしょうか。
 
 グレイトジャイナー。
 この馬は元々コースを選ばないレース巧者であり安定した成績を残してきているが、なおかつまたここへ来てピークを迎えているようだ。
 私的には去年の『オールスターカップ』(00'北見)で怒涛の追い込みを決めたレースが印象的だったが本来自在に立ち回れるタイプ。
 今シーズンは前走の『ばんえいグランプリ』(8/15岩見沢)を制しており絶好持続。昨年度の『ばんえい記念』(01'帯広)ではサカノタイソンに敗れ惜しくも2着であったが、今シーズンは『ばんえい記念』での打倒タイソンが大目標であろう。
 今日は若い馬達には堪えそうな高重量戦ということもあり単勝1.5倍の本命馬。
 
 もう一頭の9歳馬アキバオーショウも人気のある馬。人呼んで「旭川の貴公子」(笑)。
 少々コースの好き嫌いがはっきり出るタイプで重賞での成績にムラがあるが、前走の『ばんえいグランプリ』ではグレイトジャイナーの僅差の2着。そして去年の『岩見沢記念』もグレイトジャイナーの2着。
 今年の馬場改修で岩見沢コースにも旭川と同じ砂が入れられたということで旭川しか真面目に走らない(笑)この馬にとって今年は条件が良くなったのかもしれない。
 
 そしてこれに割って入る可能性が高いのはやはり7歳勢だろうか。
 
 ここに来て進境著しいクシロキンショウ。
 去年の『北見記念』を勝っているが、その時は一番人気に支持されたのが北見コースではあてにならないアキバオーショウであり、サカノタイソン、グレイトジャイナー、シマヅショウリキあたりが不在ということもあり「ああ、そう」程度の失礼な認識しかなかったけど(笑)。
 その後少々スランプもあったみたいだが、今シーズンは旭川の初戦を除けば重賞戦を含めても掲示板をはずしていない。クラスに慣れてメキメキと力を付けてきたようだ。
 
 もう1頭の7歳馬であるジェットタイガーは『ばんえい記念』で3着に健闘しているように高重量戦は得意で一発もありそう。
 
 
 そして8歳馬のシマヅショウリキ。
 屈指の実力馬に対して「最大の惑星馬」という表現も失礼なんだが(笑)。結果が出ていない今期どこまでゴール前での粘り腰が戻って来ているかに注目である。
 シーズン末での『ばんえい記念』ではタイソン、ジャイナーの牙城に割って入って行って欲しいですからねえ。。。
 
 
 
   
 レーススタート。グレイトジャイナー、そしてクシロキンショウあたりが前々での競馬。
 シマヅショウリキも先頭から離されずについて行っている。
 
 パサパサに乾いてソリの滑りが悪く力のいる馬場での高重量戦ということもあり各騎手ともそれぞれ相手とみる馬の位置取りを伺いながら慎重に第1障害を越えて行く。このあたりではまだ横一線の状態。
 
 
 
	勝負どころの第2障害。ここをすんなりこなせるかが勝負の分かれ目。
		|  第2障害。右)グレイトジャナイナー/左)クシロキンショウ
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 障害の向こう側から最初に頭をのぞかせたのがグレイトジャイナー。つれてクシロキンショウ。
 まず、グレイトジャイナーの方が先に第2障害を下って行く。クシロキンショウが差無く続く。
 その後はシンエイキンカイ、シマヅショウリキあたりか。アキバオーショウは外枠からジリジリと追い込みを始める。
 
 このまま先頭を行くグレイトジャイナーが押し切るかにも見えたが。。。途中パッタリと脚色が鈍って来た。
 すかさずクシロキンショウが交わす。こちらは断然の脚色でゴールへ。
 
 グレイトジャイナーの方は懸命に藤本騎手のムチが入るももう余力無し。後ろから来たシンエイキンカイにも差されて結果3着だった。
 
 
 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
 
 勝ったクシロキンショウは強いレースっぷりだった。グレイトジャイナーとがっぷり四つに組んで負かしたわけだからね。鈴木勝堤騎手は岩見沢コースでは乗れているようで前日はメインレースを含む4勝をマークしている。
 対するグレイトジャイナーの方はゴール前案外で2着も確保出来なかったあたりちょっと頂けなかった。岩見沢開催の目標はやはりグランプリの方だったのかなあ。。。
 
 ところで、ゴール前の優勝争いに決着が既に付いて後続馬も続々と入線してくる中でちょっとした事件が起こった。
 4着でゴールインしたシマヅショウリキがソリを付けたままガックと腰を落としてしまい立ち上がれなくなってしまった!厩務員がソリをはずしてやり、そして立ち上がる時に前後の脚に変な負担がかからないように一旦横倒しにさせたりと周囲は四苦八苦。
 やがて自由になったシマヅショウリキはピョンと立ち上がり何事も無かったようにゆっくりと引かれて厩舎に戻って行った。
 
 Click! 画像Open!【シマヅショウリキ、ゴール直後の出来事】
 
 最近レース振りが良化しつつあるシマヅショウリキだが、怪力シマヅ君も足腰に衰えが来ているのかなあ。。。なんてちょっと寂しく思ったりもした。
 
 なおこの日は天気も良く岩見沢最終日前日ということでなかなかの客入りでした。
 本日の入場数2306人、売上173,421,800円。
 
 
 
	
		| レース結果 |  
		| 着順 | 馬名 | 人気 | タイム |  
		| 1 | クシロキンショウ | 2 | 3.52.6 |  
		| 2 | シンエイキンカイ | 6 | 4.13.0(20.4秒) |  
		| 3 | グレイトジャイナー | 1 | 4.13.5(20.9秒) |  
		| 4 | シマヅショウリキ | 4 | 4.39.1(46.5秒) |  
		| 5 | アキバオーショウ | 3 | 4.44.6(52.0秒) |  
		| (払い戻し) 単勝【4】330円  複勝【4】150円/【6】230円/【5】120円
 枠番連複【4-6】1810円
 馬番連複【4-6】1990円/枠番連単【4-6】2920円
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		| Winner |  
		| クシロキンショウ | 父) -半血- タカラフジ |   
		| 母) -半血- マツライデン 母父) -ペル系- アリー
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