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1753番目の訪問者です |
第12回群馬記念 GIII
2001.5.5 高崎競馬場
条件)サラブレッド系3歳以上 距離)ダート1500m 1着本賞金)30,000,000円 馬場コンディション)晴れ/良
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過去5回の優勝馬 |
第11回 ビーマイナカヤマ(JRA)
第10回 スノーエンデバー(JRA)
第9回 ロバリーハート(新潟)
第8回 ストーンステッパー(JRA)
第7回 ホクトベガ(JRA)
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かつてはホクトベガの圧勝パフォーマンスもありましたが、近年はどちらかと言うと割かし小粒なメンバー。
しかしスノーエンデバーやロバリーハートの様に一気にダート界の風雲児が誕生する様なそんな期待感を抱かせるレースとの印象を持っております。
5/5は『群馬記念』というのが定着して来ましたが、今年は海外で武者修行中の武豊騎手がわざわざ乗りに来るということもあり(本命は翌日のNHKマイルカップなんでしょうけど。。。)、この日の高崎競馬場は大変な賑わいでゴールデンウィークらしい活気がありました。
武騎手のみならず今回はJRA)岡部幸雄騎手、名古屋)吉田稔騎手、新潟)向山牧騎手、南関東)石崎隆之騎手、内田博幸騎手といったそうそうたるトップジョッキー達が勢揃。このジョッキー達の駆け引きもこれまた楽しみと言えましょう。
枠 |
馬 |
馬名 |
斤量/性齢 |
騎手 |
所属 |
1 |
1 |
エムジーシューマ |
55.0/牡馬10歳 |
木村芳晃 |
高崎)法理 |
2 |
2 |
ノボジャック |
57.0/牡馬4歳 |
武 豊 |
JRA)森 |
3 |
3 |
タマモストロング |
56.0/牡馬6歳 |
小池隆生 |
JRA)佐藤 |
4 |
4 |
リンリンスキー |
54.0/牝馬4歳 |
吉田 稔 |
名古屋)角田 |
5 |
5 |
エビスヤマト |
55.0/牡馬6歳 |
向山 牧 |
新潟)赤間 |
6 |
デルマキングオー |
55.0/牡馬7歳 |
金井正幸 |
高崎)川嶋 |
6 |
7 |
レイズスズラン |
56.0/牡馬7歳 |
岡部幸雄 |
JRA)増澤 |
8 |
ウツミダンスダンス |
54.0/牝馬4歳 |
内田博幸 |
大井)赤間 |
7 |
9 |
ビーマイナカヤマ |
56.0/牡馬7歳 |
鹿戸雄一 |
JRA)高市 |
10 |
メジロクリーガー |
55.0/牡馬6歳 |
茂呂菊次郎 |
高崎)法理 |
8 |
11 |
サンエムキング |
55.0/牡馬9歳 |
丸山侯彦 |
高崎)岡田 |
12 |
チェイスチェイス |
55.0/牡馬7歳 |
石崎隆之 |
大井)大山 |

ノボジャック
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ビーマイナカヤマ
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デルマキングオー
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チェイスチェイス
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1番人気はノボジャック(JRA)。
99年の『群馬記念』をスノーエンデバーで優勝している森厩舎がまた群馬記念に有力馬を送り込んで来た。
2走前の『フェブラリーステークス』(2/18東京、GI)では13着と惨敗したが、前走『黒船賞』(3/20高知、GIII)では先行逃げ切りして1番人気に応えておりここで交流重賞2連勝を狙う。
蛇足ながら『フェブラリーステークス』惨敗→『黒船賞』優勝→『群馬記念』というステップスは去年のビーマイナカヤマと同じ。スピードで押し切れる地方の平坦小回りコースは脚質的にも合っていそう。
2番人気はビーマイナカヤマ(JRA)。
去年は1番人気オースミジェットを破ってこのレースを優勝しており、一昨年もスノーエンデバーのレコード駈けの前に屈したが2着に頑張っている相性の良いレース。陣営も当然狙って勝ちに来ているレースでしょう。
前走は久々の芝のレース『高松宮記念』(3/25中京)を使われ15着に沈んだが、ここへの叩き台だった事は明確。新鋭・高市厩舎vs世界の森厩舎の再対決も個人的には楽しみ(笑)。
3番人気はタマモストロング(JRA)。
去年は『さくらんぼ記念』(上山、GIII)、『白山大賞典』(金沢、GIII)、『マーチステークス』(中山、GIII)と3つの交流重賞勝ち。砂巧者振りを見せダート戦線の新勢力として期待された。
その期待からすると今年に入ってからの成績は正直物足りなく、なんとか掲示板を確保という成績。前走『アンタレスステークス』も1番人気に支持されて結果5着。良い頃のリズムを取り戻せれば無論逆転も可能。
4番人気は7歳にして地元で脅威の本格化振りを見せているデルマキングオー(高崎)。
重賞の『開設記念』(3/25)、『高崎大賞典』(02/12/31)を含む4連勝中。
『群馬記念』は3度目の挑戦であるが(99年:9着/20年:3着)今回は前2回の出走時と比べても勢いが違い高崎No.1として胸を張っての挑戦だ。ただ適距離に対して1500mは少々短い。
ロバリーハートに続く地方馬としての交流重賞『群馬記念』馬のタイトルを狙いたい。
5番人気レイズスズラン(JRA)は、『朱鷺大賞典』(新潟、GIII)を2着に好走した時手綱を取っていた岡部騎手に手が戻って再び注目。
前走は『フェブラリーステークス』で16着だった。
6番人気チェイスチェイス(大井)は新潟から転厩して6連勝して一気にオープンまで上り詰めて期待されたが、重賞で思う様な結果が出ていない。
持ちタイムも悪く無いのできっかけさえ掴めば重賞戦線でも遜色ないはず。手綱が石崎騎手に戻り再び期待。
エムジーシューマあたりが強気に行くかとも思われたが、先手を取ったのはJRA勢のノボジャックとレイズスズラン。
エムジーシューマ、ビーマイナカヤマがこれに続く。これを見る形でタマモストロング、デルマキングオー、サンエムキングが中団。
ウツミダンスダンス、チェイスチェイス、リンリンスキー、メジロクリーガー続く後方集団。直線一気にかけるエビスヤマトが最後方から。
当然のことながらJRAベテランジョッキー2人が激しくハナを奪い合う事も無く落ち着いた流れになる。
う〜ん、こうなると前の2頭の思い通りの展開となってしまいノボジャックとレイズスズランが作るペースのままま最後の直線へと戻って来た。
ノボジャックはまだ余力があり武騎手の鞭に応えてもうひと延び。レイズスズランも満を持して捉えにかかる。
やや離された位置から上がってくるのはタマモストロング、エビスヤマト。人気の一角ビーマイナカヤマは思ったよりエンジンの掛かりが悪い。
しかし3着以下は時遅しで。。。ノボジャックとレイズスズランの争いと見て取れた。ゴール前ノボジャックが追撃を振り切って快勝。
交流重賞2連勝を飾った。コースレコードのオマケ付きでした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日は武騎手御目当てで来場したファンが沢山来ているのは御当人も御存知。表彰台への帰り道、最終レースが始まるまでの間柵越しにファンの求める握手に応えていました。
華のあるジョッキーはこれだけの観客を呼べるんですねえ。
地方勢に対しては。。。「JRAのベテラン2人を気持ち良く行かせたらまずいでしょ!」と多少の不満はありますが(笑)賑わった高崎競馬場の雰囲気を快く思いながら帰路に着きました。
 森厩舎・豊コンビが、またまた |
 ファンに握手攻め会い。。。 |
レース結果 |
着順 |
馬名 |
人気 |
タイム |
1 |
ノボジャック |
1 |
1.32.8 |
2 |
レイズスズラン |
5 |
クビ |
3 |
タマモストロング |
3 |
1馬身1/2 |
4 |
エビスヤマト |
8 |
5馬身 |
5 |
ビーマイナカヤマ |
2 |
クビ |
(払い戻し)
単勝【2】160円 複勝【2】120円/【7】330円/【3】240円
枠番連複【2-6】860円/馬番連複【2-7】900円
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Winner |
ノボジャック
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父)French Deputy |
母)Flight of Angels |
主な勝鞍 黒船賞(01'高知、GIII) |
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