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1761番目の訪問者です |
第22回とちぎアラブ大賞典
2000.12.29 宇都宮競馬場
条件)アラブ系4歳以上 距離)ダート2000m 1着本賞金)4,000,000円 馬場コンディション)晴れ/良馬場
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過去5年間の優勝馬 |
開催 |
勝馬 |
騎手 |
2着 |
第21回 |
ホマレスターライツ |
鈴木 正 |
イーシーキング |
第20回 |
グランドカリム |
早川順一 |
パワフルエントリー |
第19回 |
グランドカリム |
平澤則雄 |
ダイテンマンプク |
第18回 |
キングトライ |
鈴木 正 |
タマスキー |
1995年 |
マロンデューク |
早川順一 |
ライフセーバー |
第22回を迎える『とちぎアラブ大賞典』であるが、残念なことに今回でフィナーレを迎えることとなった。
栃木競馬は今年度をもってアラブ重賞の廃止が決定している。従って、栃木競馬での最後のアラブ重賞でもある。
来年は待望のダートグレード重賞の新設がされるや、また、馬券に関しても新種馬券が追加されるということで栃木競馬も経営面で勝負を賭けてきた。
その資金捻出の一環としてのアラブ重賞の廃止であろうが、やはり栃木競馬の楽しみの一つであったアラブ重賞が無くなるのは本当に寂しいものだ。
枠 |
馬 |
馬名 |
斤量/性齢 |
騎手 |
所属 |
1 |
1 |
ホマレスターライツ |
57.5/牡馬5歳 |
鈴木 正 |
栃木)中村憲和 |
2 |
2 |
シゲタカセンプー |
53.0/牡馬5歳 |
小野三夫 |
栃木)川原 實 |
3 |
3 |
ニシカワダイヤ |
53.0/牡馬7歳 |
藤江 渉 |
栃木)星野由基男 |
4 |
4 |
エルシドプライト |
54.0/牡馬7歳 |
山田博美 |
栃木)中村憲和 |
5 |
5 |
トキノオーカン |
53.0/牡馬8歳 |
柴嵜 勝 |
栃木)川村元美 |
6 |
6 |
キングソプラノ |
52.0/牡馬5歳 |
蛯名民男 |
栃木)川原道正 |
7 |
7 |
ニューキンカ |
53.0/牝馬7歳 |
平沢則雄 |
栃木)中村憲和 |
8 |
サカノブルショワ |
55.0/牡馬5歳 |
内田利雄 |
栃木)室井康雄 |
8 |
9 |
イーシーキング |
57.0/牡馬5歳 |
加藤和博 |
栃木)仁岸 進 |
10 |
ボールドムテキ |
53.0/牡馬7歳 |
野澤憲彦 |
栃木)人見鉄也 |
 ホマレスターライツ |
 イーシーキング |
ホマレスターライツ vs イーシーキング 対戦成績 |
日付 |
開催地 |
レース名 |
ホマレスターライツ |
イーシーキング |
斤量 |
着順 |
斤量 |
着順 |
99'/9/15 |
水沢 |
北日本アラブ優駿 |
55.0 |
1着 |
55.0 |
2着 |
99'/11/6 |
宇都宮 |
第25回とちぎアラブ王冠 |
55.0 |
1着 |
55.0 |
2着 |
99'/12/29 |
宇都宮 |
第21回とちぎアラブ大賞典 |
56.0 |
1着 |
52.0 |
2着 |
00'/5/4 |
宇都宮 |
若葉賞(オープン特別) |
58.5 |
2着 |
56.0 |
1着 |
00'/12/10 |
足利 |
日刊スポーツ杯 |
60.0 |
2着 |
56.5 |
1着 |
まさに一騎討ムード。ホマレスターライツとイーシーキングの因縁の対決。今年一年栃木競馬のアラブレースを熱くしてくれた2頭が年末大一番で決着を付ける日がやって来た
ホマレスターライツ。
去年のこのレースの覇者であると伴に栃木アラブの頂点に立つ馬。99年の『楠木賞全日本アラブ優駿』優勝馬である。
今年は『全日本セイユウ賞アラブ大賞典』(3/5佐賀)と『タマツバキ記念山陽杯』(10/11園田)と大きなところへ挑戦。結果『セイユウ賞』3着、『タマツバキ記念』4着と退敗。
敗因としてはやはり負い込み一手の脚質という点もあがるのだろうが、そろそろ成長力という部分も問われる時期なのだろうか。
地元戦では賞金別定による酷量を背をいながらもイーシーキング以外には毎回ワンサイドのレースで圧勝を続けている。無論能力は高い。連覇を阻む敵はイーシキングだけ。
対してのイーシーキング。
こちらはまだ実績的にはチャレンジャーに違いないが、ここに来ての成長振りではホマレスターライツを陵駕しているといって良いだろう。
2走前はサラブレッド重賞『天馬杯』(11/23宇都宮)へ挑戦。イヴニングスキー以下を破って見事に勝利。これは快挙。
そして大賞典の前哨戦となった『日刊スポーツ杯』(12/10足利)ではホマレスターライツ斤量60キロに対し56.5キロと恵量だったとはいうものの見事に逃げ勝っている。
そして今回はホマレスターライツ57.5キロに対しイーシーキング57.0キロとほぼ互角の斤量。ここで勝てば真にホマレスターライツに追い付き追い越したと言わせることが出来るのではないだろうか。
2頭に割って入る可能性としたらサカノブルショワか。
この馬も常に上位にしぶとく食い込む実力馬であるがホマレスターライツ、イーシーキングの2頭にいつも及ばず歯がゆい成績。やはり一歩力が足りないか。
 ホマレスターライツ後方から進む |
スタートでホマレスターライツ痛恨の出遅れ。元々スタートは良い方では無いが大一番に来て一番悪い部分が出た。
片やイーシーキングは逃げるニューキンカの直後につけスムーズに定位置確保。サカノブルショワも先行グループにつける。
イーシーキングにとってはホマエスターライツのマークが緩い願っても無い展開で2番手から余裕の競馬か。
最内枠での出遅れでロスのあったホマレスターライツではあったがそれ程置かれず中団後方を追走。
2周目3コーナー辺りでは先頭から4〜5番手のサカノブルショワの後方辺りまで上がっていた。
最後の直線に入ってイーシーキングが満を持してスパートを掛ける。ニューキンカを交し楽に先頭へ。ずっと最内の経済コースを通っていたせいかまだ余力十分。
そして、ホマレスターライツもエンジン全開であったが。。。あれあれという感じに外ラチに向かってよれて膨らみ出す。
それを尻目にイーシーキングは持ったままで2馬身差先着のゴールイン。正に完勝のレースであった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
2強による最後の栃木アラブ黄金時代は幕を降ろした。
これからはアラブもサラブレッドに混じって闘わなくてはならない厳しい時代がやってくる。
イーシーキング、ホマレスターライツともこのまま厳しい状況の栃木競馬に残留するのか今はまだ定かでは無いが、この強い2頭の熾烈な戦いを21世紀も再び観たいものだ。
レース結果 |
着順 |
馬名 |
人気 |
タイム |
1 |
イーシーキング |
2 |
2.14.9 |
2 |
ホマレスターライツ |
1 |
2馬身 |
3 |
サカノブルショワ |
3 |
6馬身 |
4 |
エルシドプライト |
5 |
1馬身1/2 |
5 |
トキノオーカン |
6 |
1馬身 |
(払い戻し)
単勝【9】240円
複勝【9】100円/【1】100円/【8】120円
枠番連複【1-8】110円/馬番連複【1-9】110円
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Winner |
イ−シーキング |
トチノミネフジ |
シナノリンボー |
カンダサカエ |
キヌノダイヤ |
ハツタダイドウ |
トミカワラガー |
【主な勝鞍】日刊スポーツ杯(00'/99'足利) 天馬杯(00'宇都宮) 高崎観音賞(00'高崎)
【生産地】北海道 三石郡三石町
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