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1757番目の訪問者です |
第51回 全日本3歳優駿 GII
2000.12.13 川崎競馬場
条件)サラブレッド系3歳 距離)ダート1600m 1着本賞金)32,000,000円 馬場コンディション)晴れ/良馬場
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過去5年間の優勝馬 |
開催 |
勝馬 |
騎手 |
所属 |
2着 |
第50回 |
アグネスデジタル |
牡馬3歳 |
JRA) |
的場 均 |
第49回 |
アドマイヤマンボ |
牡馬3歳 |
JRA) |
田中勝春 |
第48回 |
アグネスワールド |
牡馬3歳 |
JRA) |
武 豊 |
第47回 |
オグリダンディ |
牡馬3歳 |
大井) |
佐宗応和 |
第46回 |
ホウシュウサルーン |
牡馬3歳 |
川崎 |
石崎隆之 |
統一グレードレースとなって4回目を迎える『全日本3歳優駿』。
来年度の4歳のレベルを占う上で、また中央vs地方の4歳馬の力関係を測る上でも楽しみな一戦。
過去3回JRAから優勝馬が出ている。アグネスワールド、アグネスデジタル等を輩出しているこのレースはGIに格上げしても良いくらいのレベルの高いレースが毎年くりひろげられている。
この時期3歳馬の層が厚い北海道からの遠征馬が比較的好成績を残しているのが特徴。
今年も『北海道3歳優駿』『兵庫ジュニアグランプリ』、2つの3歳ダート重賞の勝ち馬及び上位組が揃ってここへ出走してきていることがレベルの高さとステータスを高めている。
枠 |
馬 |
馬名 |
斤量/性齢 |
騎手 |
所属 |
1 |
1 |
レタセモア |
54.0/牡馬3歳 |
安藤勝己 |
笠松)井上孝彦 |
2 |
2 |
マイネルエーレ |
54.0/牡馬3歳 |
横山典弘 |
JRA)稲葉隆一 |
3 |
3 |
フレアリングマズル |
54.0/牡馬3歳 |
宮崎光行 |
北海道)鈴木英二 |
4 |
4 |
ラパンアジル |
54.0/牡馬3歳 |
桑島孝春 |
船橋)岡島 茂 |
5 |
ウィナーズキャリー |
54.0/牡馬3歳 |
佐藤博紀 |
川崎)山崎尋美 |
5 |
6 |
ロイヤルエンデバー |
54.0/牡馬3歳 |
今野忠成 |
川崎)鈴木敏一 |
7 |
イチコウバクシンオ |
54.0/牡馬3歳 |
堀千亜樹 |
大井)矢作和人 |
6 |
8 |
ソレキタキタ |
54.0/牡馬3歳 |
内田博幸 |
大井)赤間清松 |
9 |
コスモリアライズ |
54.0/牡馬3歳 |
田中勝春 |
JRA)稲葉隆一 |
7 |
10 |
マイネルジャパン |
54.0/牡馬3歳 |
四位洋文 |
JRA)佐々木晶三 |
11 |
トーシンブリザード |
54.0/牡馬3歳 |
石崎隆之 |
船橋)佐藤賢二 |
8 |
12 |
ムガムチュウ |
54.0/牡馬3歳 |
藤田伸二 |
JRA)清水出美 |
13 |
スリップストリーム |
54.0/牡馬3歳 |
小牧 毅 |
兵庫)西村守幸 |
 ロイヤルエンデバー
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 レタセモア |
 トーシンブリザード |
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1番人気ムガムチュウ(JRA)。
デビュー4戦目からダート路線へ変更して以降負け知らず。前走は『北海道3歳優』(11/23門別、GIII)を豪快にまくって圧勝だった。
距離も既に1000m/1400m/1800mとこなしている。3歳ダート重賞2連勝を狙う。ティンバーカントリー産駒。
2番人気はマイネルエーレ(JRA)。
前走1番人気に支持された『北海道3歳優駿』であったが伸びきれずムガムチュウに差を付けられた4着に終わっている。前回はいきなりの距離延長が応えたか。再度注目。オナーアンドグローリー産駒。出走馬中唯一のマル外馬。
そして3番人気は南関東期待のロイヤルエンデバー(川崎)。
新馬戦、3歳特別戦ともに先行して馬ナリの圧勝。前走は意識的に砂を被る競馬をさせて僅差の2着。ここに向けての試走としては上々の内容。ホームグランドで闘える強みもある。
ラムタラ産駒で兄がイシノサンデーとくれば否応無しにも期待が高まる。
4番人気はマイネルジャパン(JRA)。
こちらは中央芝の『函館3歳ステークス』(7/30函館)を勝っている実績馬。前走デビュー戦以来のダート戦となった『兵庫ジュニアグランプリ』(11/22園田、GIII)では末脚不発の3着どまり。今回はダート路線での真価が問われる一戦か。スキャン産駒。
5番人気コスモリアライズ(JRA)。
前走初めての控える競馬ながら直線の怒涛の負い込みでレタセモア、マイネルジャパン以下を差し切った。今回初の1600m戦となって同じ切れ味が発揮できれば勿論有力。パラダイスクリーク産駒。
6番人気レタセモア(笠松)。
前走『兵庫ジュニアグランプリ』で2番人気の2着と惜しくも敗れたが、素質の高さは十分にアピールできた。
地元東海地区では『中京盃』(10/11名古屋)、『中日スポーツ杯ゴールドウィング賞』(11/1名古屋)と既に2つの重賞タイトルを持っている。
前走既にマイネルジャパンには先着しておりこの人気の無さが不思議。枠も絶好枠。デュラブ産駒。
7番人気トーシンブリザード(船橋)。
デビューから負け無しの2連勝。前走は初コース、初距離のハンデを克服してロイヤルエンデバーを破っており素質的に相当の器である。
キャリアの浅さがどう出るかだが重賞ハンターである鞍上込みでも馬券的妙味十分。デュラブ産駒。
8番人気フレアリングマズル(北海道)。
今年の道営3歳馬の中でも一番の大器と注目されていた1頭。脚質的に一本調子の所もあるが前走『北海道3歳優駿』では果敢に逃げまくりムガムチュウの2着と健闘。力のあるところを見せつけた。
姉のフレアリングアローも南関東で活躍している。ホワイトマズル産駒。
フレアリングマズルが控える競馬となりロイヤルエンデバーが逃げを打つ形となった。
2番手イチコウバクシンオ、3番手でトーシンブリザードががっちり先頭をマーク。
控えたフレアリングマズルは4〜5番手。後ろに人気の中央馬、ムガムチュウ、マイネルエーレが続く。
マイネルジャパン、レタセモア、コスモリアライズなどは更に後ろの集団。
道中は中央の有力馬に負い込み脚質馬が多かったせいか隊列もあまり変わらず動き出したのはやはり4角あたりから。
ムガムチュウあたりがぐっとフレアリングマズルを交して押し上げてくる。コスモリアライズあたりも前へ前へと。
さあ最後の直線。先頭はローヤルエンデバー。そして満を持して追い出すトーシンブリザード。
イチコウバクシンオは脱落。ムガムチュウもやや失速気味。再び息を吹き返し2枚腰を見せるフレアリングマズル。マガムチュウを交しあがってきたマイネルジャパン。
しかし直線半ばで先頭争いはロイヤルエンデバーとトーシンブリザードのマッチレース模様となった。
両者譲らずの激戦となったが、トーシンブリザードがハナ差交して1着入線となった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
レース結果 |
着順 |
馬名 |
人気 |
タイム |
1 |
トーシンブリザード |
7 |
1.42.6 |
2 |
ロイヤルエンデバー |
3 |
ハナ |
3 |
フレアリングマズル |
8 |
3馬身 |
4 |
マイネルジャパン |
4 |
1/2馬身 |
5 |
ムガムチュウ |
1 |
3/4馬身 |
(払い戻し)
単勝【11】1370円
複勝【11】410円/【6】190円/【3】270円
枠番連複【5-7】1400円/馬番連複【6-11】2400円
枠番連単【7-5】2750円/馬番連単【11-6】6360円
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ダート重賞になって以来初めての地方勢の勝利となったこのレースは南関東勢のワンツフィニッシュで終わった。
そして、近年転厩馬達に頼る体質となりつつある南関東クラシック路線に久々の生え抜き馬2馬が有力馬として名乗りをあげることとなった。
Winner |
トーシンブリザード |
デュラブ |
Topsider |
Passerine |
ユーワトップレディ |
ブレイヴエストローマン |
ヒミノトツプレデイ |
【生産地】
北海道 浦河郡浦河町
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