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1734番目の訪問者です |
第3回 さくらんぼ記念 GIII
2000.10.31 上山競馬場
条件)サラブレッド系4歳以上 距離)ダート1800m 1着本賞金)30,000,000円 馬場コンディション)晴れ/稍重
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過去の優勝馬
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開催 |
勝馬 |
騎手 |
所属 |
2着 |
第2回 |
スノーエンデバー |
武 豊 |
JRA |
タイキシャーロック |
第1回 |
ブライアンズロマン |
内田利雄 |
栃木 |
ユーコーマイケル |
今年まだ第3回目を迎えるばかりのまだまだ若いレース、『さくらんぼ記念』。これからどの様な年輪が刻まれて行くのか楽しみなレースである。
第1回は栃木の怪物・ブライアンズロマンが悲願の重賞制覇を、第2回はスノーエンデバーが圧倒的な強さを見せタイキシャーロック以下を下した。
さて今年はどんなドラマが待っているのか!?過去2回ともやや劣勢である地元上山勢にも上位進出を期待したい。
枠 |
馬 |
馬名 |
斤量/性齢 |
騎手 |
所属 |
1 |
1 |
セントリック |
56.0/牡馬6歳 |
前野幸一 |
上山)鈴木長次 |
2 |
2 |
ハイフレンドピュア |
56.0/牡馬6歳 |
小嶋久輝 |
岩手)佐藤利文 |
3 |
3 |
ビーマイナカヤマ |
57.0/牡馬7歳 |
鹿戸雄一 |
JRA)高市圭二 |
4 |
4 |
オースミダイナー |
57.0/牡馬13歳 |
藤倉寛幸 |
北海道)若松 平 |
5 |
5 |
ベストライナー |
56.0/牡馬7歳 |
長橋秀樹 |
上山)小国博行 |
6 |
ブリリアントロード |
57.0/牡馬6歳 |
山田和広 |
JRA)坪 正直 |
6 |
7 |
グレイトセンター |
56.0/牡馬5歳 |
田中勝春 |
上山)秋葉清一 |
8 |
インタータイムリー |
56.0/牡馬9歳 |
関本秀幸 |
上山)佐藤英一 |
7 |
9 |
ブライアンズロマン |
57.0/牡馬10歳 |
内田利雄 |
栃木)室井康雄 |
10 |
スマートボーイ |
57.0/牡馬6歳 |
伊藤直人 |
JRA)伊藤圭三 |
8 |
11 |
タマモストロング |
57.0/牡馬6歳 |
小池隆生 |
JRA)川村禎彦 |
12 |
セントアトラス |
56.0/牡馬8歳 |
小国博行 |
上山)松浦正春 |
 タマモストロング |
 ブライアンズロマン |
 オースミダイナー |
 ハイフレンドピュア |
 インタータイムリー |
 セントアトラス |
単勝1.3倍の1番人気タマモストロング(JRA)。
芝路線からダート路線に転換して5連勝。初のオープンだった『仁川ステークス』(3/5阪神)も難なくクリアし、次の『マーチステークス』(3/25中山、GIII)も快勝して破竹の7連勝を飾ったダート界の新星。
その後休養明けの『エルムステークス』(9/2札幌、GIII)は1番人気を裏切っての10着であったが、馬体重プラス22キロで明かに重め残り。次走『日本テレビ盃』(9/20船橋、GIII)ではサプライズパワーの2着と復調。
そして前走の『白山大賞典』(10/9金沢、GIII)を優勝し完全復調をアピール。最大の目標は新設の『ジャパンカップダート』か。
2番人気ビーマイナカヤマ(JRA)は約3ヶ月の休養明けの前走『エルムステークス』はシンコウスプレンダに差の無い4着。休み明けとすれば上々の内容。
休養前は『黒船賞』(3/21高知)、『群馬記念』(5/5高崎)、『かしわ記念』(5/24船橋)と重賞3連勝。
ここにきて短距離専門というイメージも薄れ平坦小回りコースならある程度距離は融通を効かせている。
3番人気はスマートボーイ(JRA)。
逃げて粘りを見せるのがこの馬の身上。春に『アンタレスステークス』(4/23京都、GIII)を勝っている。
『マーチステークス』(3/25中山、GIII)ではタマモストロングに2着、距離伸びた『東海ステークス』(5/21中京、GII)ではファストフレンドにタイム差無しの2着と底力のあるところを見せている。
しかし、ここ3走は暴走して失速したり出遅れて大敗したりしている。自分のリズムを取り戻せるかがポイント。
4番人気はブリリアントロード(JRA)。
芝を中心に出走しておりダートでは好走の無い馬であるが父はブライアンズタイムで血統的には走っておかしくない。芝では『新潟大賞典』や『新潟記念』の優勝経験がある。取捨選択の難しいタイプである。
5番人気ブライアンズロマン(栃木)はこの夏サラブレッド勝利数日本記録タイ記録を打ち立てて話題になった。
地元の重賞へまわれば無論新記録への道は近いはずではあるが、陣営は今でないと挑戦できない手強いレースにぶつけてきている。前走は初芝となる『産経賞オールカマー』(9/24中山)へ挑戦。結果は7着。そして今回は交流重賞。
が、今回は前走とは少々勝手が違う。ブライアンズロマンはなんといっても記念すべき第1回の優勝馬である。相手関係、年齢を考えるとディフェディングチャンピオンだしドンと来い!と強気にもなりきれないが前走の様な事は無いだろう。
距離はもう少し長い方がベストとも思われるが。それにしても10歳にして元気な走りっぷりを見ていると、去年の半年のブランクはとても大きなブランクだった様に思えてならない。
6番人気オースミダイナー(北海道)。
7歳時に道営ホッカイドウ競馬へ中央から転厩して14勝。13歳となった今年も地元の『瑞穂賞』(札幌)を、そしてGIIIの『北海道スプリントカップ』(札幌)を逃げ切り勝ちしてあっと言わせる活躍振り。老兵今だ死なず!元気なものである。
2走前の地元の『ステイヤーズカップ』はレース中の故障で競走中止してファンを心配させたが軽傷長のもので前走『エルムステークス』で元気に復帰。結果は7着であったが着差は悲観する程のものでは無い。
距離・短距離問わずオールマイティにこなしスッと好位に付けられる安定した客質が魅力。13歳といえどもまだまだ馬体は若い。
7番人気ハイフレンドピュア(岩手)は永らく中央に在籍していた馬。
今年岩手競馬へ転厩。A1クラスのレースを2度使われて1着、2着とレベルの高さを見せた。
前走は『さくらんぼ記念』トライアルである『上山城大賞典』(10/3上山)でインタータイムリーの2着で出走権をもぎとっての挑戦である。未知の魅力十分。
8番人気インタータイムリー(上山)は永らくセントアトラスに勝てないレースが続いていたが前走の『上山城大賞典』で岩手のハイフレンドピュア、セントアトラス以下を破って見事優勝。出走権を獲得しての堂々の出走。上山の期待を担っての挑戦である。
セントアトラス(上山)は前走インタータイムリーやハイフレンドピュアに先着され人気を落とした形になったが全33勝を誇る古豪。
上山大将格の意地を見せたいところだ。去年の成績7着より更に上位を狙いたい。
周知の予想通りスマートボーイがダッシュ一番先手を奪った。それをオースミダイナーが2番手で追いかける。
先を行く2頭を追いかけるのがハイフレンドピュア、ビーマイナカヤマ。先行勢を見る形でタマモストロング中団。
グレイトセンター、セントアトラスが続きインタータイムリー、ブライアンズロマン、ベストライナー、セントリックといった並び。
タマモストロングはどちらかというというと小回りコースベストという感じはしないが、コースを意識してか2周目の向こう正面あたりから上位進出。
3角あたりでガックと後退したオースミダイナーを交したビーマイナカヤマとタマモストロングが4角前で早くもスマートボーイを突っつく。
ブライアンズロマンやインタータイムリーはこの時点でまだ後方グループ。
直線に入った時点で既にタマモストロングとビーマイナカヤマの勝負はあった!という感じでタマモストロングは後続を離す一方。
2着争いのレースとなった。
なんとか2着を確保したいビーマイナカヤマ。内からもう一度盛り返してきたオースミダイナー。外を周って伸びてきたブリリアントロード。直線でエンジンが掛かったブライアンズロマン。このあたりの熾烈な争い。
タマモストロングは後続の混戦を尻目に6馬身差でゴールイン。
そして粘り切れなかったビーマイナカヤマを1/2馬身差し切ってブリリアントロードが2着入線する結果となった。
レース結果 |
着順 |
馬名 |
人気 |
タイム |
1 |
タマモストロング |
1 |
1.54.0 |
2 |
ブリリアントロード |
4 |
6馬身 |
3 |
ビーマイナカヤマ |
2 |
1/2馬身 |
4 |
ブライアンズロマン |
5 |
1/2馬身 |
5 |
オースミダイナー |
6 |
1馬身1/2 |
(払い戻し)
単勝【11】130円
複勝【11】100円/【6】180円/【3】100円
枠番連複【5-8】880円/馬番連複【6-11】1030円
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Winner |
タマモストロング |
スキャン |
Mr.Prospector |
Video |
サンドピアリス |
ハイセイコー |
イエンライト |
【生産者】北海道静内 岡田牧場
【収得賞金】21,920万円
【主な勝鞍】マーチステークス(00'中山、GIII) 白山大賞典(00'金沢、GIII)
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