|
Column and Photo by ぶらり、草競馬
3781番目の訪問者です(2001.4.22up)
去年度はブライアンズロマンのサラブレッド勝利数最多記録達成の瞬間を観たいなあ。。。ということもありましてわりと宇都宮競馬場に足を運びました。ってこともあり12年度の栃木競馬を重賞レースを中心に振り返ってみたいと思います。ただ、書いていて気付いたんですが。。。ロマンが出走したのは地元ではオープン特別戦が多かったので観ていない重賞も結構ありましたです、はい。
|
サラブレッド系4歳重賞 優勝馬
|
| 日 |
開催地 |
レース名 |
距離 |
優勝馬 |
| 5/7 |
宇都宮 |
北関東皐月賞 |
1900m |
カヌマオペラオー |
| 6/18 |
宇都宮 |
北関東ダービー |
2000m |
オリエントハンター |
| 7/16 |
宇都宮 |
スプリンターズカップ |
1400m |
カヌマオペラオー |
| 9/3 |
宇都宮 |
北関東オークス (牝馬) |
1900m |
アイアイダイアナ |
|
|
-参考- 高崎:サラブレッド系4歳重賞 優勝馬
|
| 日 |
開催地 |
レース名 |
距離 |
優勝馬 |
| 5/7 |
高崎 |
端午賞 |
2000m |
ウインザゲーム |
| 7/20 |
高崎 |
サラブレッドカップ |
2000m |
スミノエース |
| 9/10 |
高崎 |
プリンセスカップ (牝馬) |
2000m |
レディバイキング |
| 11/19 |
高崎 |
北関東菊花賞 |
2100m |
カヌマオペラオー |
サラブレッド系4歳戦線
まず注目されるのが北関東競馬のクラシックレースが平成12年度より統一された体系へと整備され、『北関東皐月賞』『北関東ダービー』『北関東菊花賞』の3冠体系となったこと。
去年度まではそれぞれの3冠体系があったわけで、今年はからより一層の強調路線が敷かれるということになります。ちなみにお互い全ての重賞に出走が可能。

カヌマオペラオー
|
暫定王者!?カヌマオペラオー
3歳唯一の重賞『かもしか賞』を勝っていたのがカヌマオペラオー。4歳戦線スタートの時点で一応挑戦を受ける立場であった。
一応というのは、JRA認定のデビュー戦を圧勝して一躍注目されたが、その後の2戦ともオリエントハンターに立て続けに敗れていた。前評判としての実力No.1はオリエントハンターだったが、そのオリエントハンターが本番前に戦線離脱したという経緯があったから。
カヌマオペラオーは好位からの安定したレース振りで北関東皐月賞を楽勝して栃木4歳の頂点に立った。
カヌマオペラオーvsオリエントハンター
無冠の王者・オリエントハンターが『北関東ダービー』に間に合わせて来て真の4歳王者決定戦という意味合いで注目のカードとなった。
1番人気のカヌマオペラオー、2番人気がオリエントハンターで今回はカヌマオペラオーが挑戦を受けて立つ立場となったが、終始先頭を進んだオリエントハンターが後続を寄せ付けず圧勝。オリエントハンターは晴れて頂点に立った。
カヌマオペラオーの方は3着止まり。2着は高崎のスミノエースで、この馬はこれで『しもつけ弥生賞』『北関東皐月賞』『北関東ダービー』をそれぞれ2着となり先々も楽しみな1頭だ。
逆に前評判の良かったヨコハマブリッチあたりはこの後『スプリンターズカップ』で2着するが通して見ると期待した程の成績は残せ無かった気がする。
その後のオリエントハンター、カヌマオペラオ、そしてライバル達
この後、カヌマオペラオーは『スプリンターズカップ』を制した後、ユニコーンステークス(9/30中山、GIII)に挑戦して結果は13着。
片やオリエントハンターの方はダービーグランプリ(11/3盛岡、GI)へと挑戦したがこちらも13着惨敗。
この2頭、全国に入ってのレベルはどうなのか?という事は。。。もう少しだけ様子を見させて下さい(笑)。
そしてオリエントハンターとカヌマオペラオーの次の対決は、高崎に場所を移し北関東クラシック最終戦『北関東菊花賞』となった。
今度は好位差しにまわったオリエントハンターだったが勝負所の直線で馬群に包まれる不利もあり、終始好位置をキープしたカヌマオペラオーが優勝。オリエントハンター2着。
3着した高崎のハイブリッジヤマトは去年末行われた『三才優駿』(12/30高崎)の勝馬だった。
振り返るとオリエントハンターとカヌマオペラオーは北関東4歳勢の中では抜けた存在だが、それに続く組は栃木勢より高崎勢の方が実力上位だったのではないかなと思います。
この後のオリエントハンターとカヌマオペラオーの対決は古馬を交えての戦いとなって行きます。
牝馬路線では。。。
『クイーンカップ』を制していた高崎のアイアイダイアナが『北関東オークス』を制して4歳牝馬の頂点に立った。
その後、交流重賞のクイーン賞(10/25船橋,GIII)は14着、男馬に混じっての『北関東菊花賞』では6着という成績だった。
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □
| サラブレッド系3歳重賞 優勝馬 |
| 日 |
開催地 |
レース名 |
距離 |
優勝馬 |
| 12/28 |
宇都宮 |
かもしか賞 |
1500m |
ベラミチケット |
| 3/18 |
足利 |
北関東弥生賞 |
1900m |
ヒカリシュタイン |
サラブレッド系3歳戦線
サラブレッド3歳重賞『かもしか賞』をひとつの物差しにして良いでしょう。
優勝は素質馬ベラミチケット。2着のミホノコトブキは足利の新鋭・長島茂夫厩舎期待の一頭。3着はデビュー戦圧勝だったブラックキングだったが、この後調整の為短期放牧に出された。
そして高崎勢も3歳重賞『三才優駿』を物差しにすると、1着コイノボリはやはり抜き出た存在か。2着デビュタントボールは牝馬ながら力がある。3着フォースキックもスピード能力がありそうだ。

ベラミチケット
|
栃木勢・ベラミチケット、高崎勢・コイノボリが1歩リード
ベラミチケット《牡馬、父:ウイニングチケット》。
2戦目にして挑戦した芝のダリヤ賞(8/19中山)ではさすがに厳しかったようで直線で失速しての7着。それを除けば『かもしか賞』までダート戦なら7戦全勝。現在は古馬に混じってB級で闘いを強いられているがここでも善戦以上を見せている。母はベラミスキーで快速馬・ベラミロードを姉に持つ期待馬。
対して高崎の大将・コイノボリもダリア賞に挑戦しておりベラミチケットと先行争いをしたが4着と健闘しており芝適性もありそうだ。『三才優駿』を楽に逃げ切っており高崎3歳ではNo.1であろう。芝とダートの両睨みのローテションを取っている。
そしてこの2頭の闘いが実現したのが3歳オープン戦の『ゴールデンカップ』(2/25足利)。結果はベラミチケットがコイノボリに0.7秒の差を付けて楽に逃げ切った。

ヒカリシュタイン |
波乱だった弥生賞
3歳クラシック戦線の前哨戦となる『北関東弥生賞』では当然のごとくベラミチケットとコイノボリが人気になったが、人気を落していた良血ヒカルシュタインの前にコイノボリ4着、ベラミチケットは5着と敗退。
先手が取れなかったベラミチケットは自分の形が取れなかった部分が大きいと思われるので本番での巻き返しは必至という見方も出来るが、揉まれると意外に脆い部分も露呈して課題を残した。逆にコイノボリの方は厳しい流れの中良く掲示板に残ったと思う。
2着ミホノコトブキ。3着のワカオフラワーは芝のアネモネステークス(3/10中山)で5着と好走した牝馬で一発を秘めている。
いずれにしても本番シーズンを目前にして3歳路線は混沌として来ました。
(追記)このコラムをまとめている途中でベラミチケット死亡のニュースが入りました。冥福をお祈り致します。
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □
| サラブレッド系古馬重賞 優勝馬 |
| 日 |
開催地 |
レース名 |
距離 |
優勝馬 |
| 5/3 |
宇都宮 |
八汐賞 |
2000m |
イヴニングスキー |
| 5/16 |
足利 |
尊氏賞 |
1900m |
イヴニングスキー |
| 5/28 |
宇都宮 |
カネユタカオー記念 |
1500m |
ベラミロード |
| 7/27 |
足利 |
太平記記念 |
1800m |
サンエムキング |
| 8/8 |
足利 |
オールスターカップ |
1900m |
タイキアーサー |
| 9/17 |
宇都宮 |
宇都宮記念 |
1900m |
ハーブブランド |
| 10/9 |
足利 |
稲穂賞 |
1800m |
ヤマケンホース |
| 11/23 |
宇都宮 |
天馬杯 |
1400m |
イーシーキング |
| 12/14 |
足利 |
ばん阿賞 |
1800m |
イヴニングスキー |
| 12/30 |
宇都宮 |
とちぎ大賞典 |
2000m |
オリエントハンター |
| 2/25 |
足利 |
織姫賞 |
1900m |
イーシーキング |
| 3/20 |
足利 |
足利記念 |
1900m |
イヴニングスキー |
サラブレッド系古馬戦線
やはり古馬戦線のみどころはポスト・ブライアンズロマン探しではないだろうか。永らく栃木の大将として君臨しているロマンの王座を奪う馬は出てくるのか?
可能性を持った1番手といえばやはり去年のとちぎ大賞典でブライアンズロマンを破ったキングフィーバーなんだろうが。。。シーズンに入る前に戦線離脱。ちょっと腰砕けのスタートとなった。

ベラミロード
|
ベラミロード、八汐賞から始動
目標を交流重賞中心に置くベラミロードは地元の『八汐賞』から今期始動。同厩舎所属で兄にあたるイヴニングスキーとの対決が注目されたが、スローペースで逃げたベラミロードは本来の粘り腰を見せず今回は兄イヴニングスキーに軍配が挙がった。
イヴニングスキーはこの後中一週で『尊氏賞』も制して98年の北関東ダービー馬、今だ実力健在!をアピール。ホントにタフな馬である。ちなみに『尊氏賞』にはアラブのホマレスターライツが挑戦したが4着止まりだった。
その後『カネユタカオー記念』で完全復調したベラミロードとの再戦となったが、快速馬ベラミロードの前に兄の方は影も踏めずで本来の実力はやはり妹の方が数段上と見るべきでしょう。
『カネユタカオー記念』を勝ったベラミロードはオープン特別を叩いた後JRAの芝のレースや交流重賞へと挑戦し、東京盃(9/27大井、GII)でついに結果を出しNAR最優秀馬に選出されたのは周知の通り。
今年に入ってTCK女王盃(1/31大井、GIII)で2つ目の交流重賞を制している。
新星タイキアーサー現れるも。。。
足利での『太平記記念』は遠征して来た高崎の古豪サンエムキングが1番人気に応え勝利を収めた。
注目されたのが2着に来た転入馬タイキアーサーで、JRAで4勝して準オープンまで行った馬である。
タイキアーサーは次走『オールスターカップ』に挑戦してトレビアン以下を破った。イヴニングスキークラスの馬がいなかったとはいうものの久々の新星誕生に期待したが。。。この2戦後タイキアーサーは南関東へ転出されてしまった。
『宇都宮記念』を勝ったハーブブランド、『稲穂賞』を勝ったヤマケンホースもイヴニングスキーあたりと勝ち負けしているので力はありそうだが。。。その後が続かず重賞での信頼性という点では今一つの印象。
イーシーキングがサラを破る!
そしてやはり事件としてあげておきたいのが『とちぎスプリンターズ天馬杯』でのアラブのイーシーキングの勝利。
これはハイペースを好位に控えてイヴニングスキー以下を直線で一気に差し切った強い内容だった。距離に融通が利く様になって来たがやはり短距離での強さはピカイチ。この一戦で来年度サラに交じっての古馬重賞で互角にやって行けることが見えた。
ブライアンズロマンvsイーシーキングとか観れるかもしれませんねえ。その後年明けの『織姫賞』も勝っており、栃木のアラブの状況は厳しいがこの馬の未来は明るい材料が見えて来た。

オリエントハンター |
年度のクライマックス、とちぎ大賞典
年度一番のみどころレースと言えばやはり年末の『とちぎ大賞典』でしょう。今回も現役栃木古馬のベストメンバーが揃いました。
オープン特別の二荒賞(12/3宇都宮)でサラブレッド最多勝利記録を打ち立てたが、今年度地元を含めて重賞勝ちが無い大将ブライアンズロマン。意外にも地元の重賞は年度内初出走でした。
今年度は強い相手と戦って結果が出なかったが、やはり地元の年末の一戦を締めるのはこの馬!との期待で1番人気。地元ではやはり絶大の人気を誇る。
『北関東ダービー』馬・オリエントハンター、『北関東皐月賞』『北関東菊花賞』を勝っているカヌマオペラオー、前走の『ばん阿賞』を勝って今年度重賞3勝としたイヴニングスキー、去年のこのレースの覇者・キングフィーバーも前走『ばん阿賞』2着で復調気配。
結果は先行したオリエントハンターがブライアンズロマンの追撃を振り切って見事に優勝を手にした。これを世代交代と呼んで良いのか1度では判らないが、少なくても王座継承者はこの馬ではないかと予感させるには十分であった。
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □
| アラブ系重賞 優勝馬 |
| 日 |
開催地 |
レース名 |
距離 |
優勝馬 |
| 11/4 |
宇都宮 |
とちぎアラブ王冠-4歳- |
2000m |
デイオウルフ |
| 12/10 |
足利 |
日刊スポーツ杯 |
1400m |
イーシーキング |
| 12/29 |
宇都宮 |
とちぎアラブ大賞典 |
2000m |
イーシーキング |
アラブ系戦線
栃木のアラブ系レースも他地区同様近年縮少の一途を辿っていて、重賞数の減少、賞金額の引き下げ等が年々行われて来た。
そして平成12年度ですべてのアラブ重賞が廃止される事となり、ついに来るべき時が来たか!という寂しさに包まれた年である。
4歳王者は文句無くデイオウルフ
4歳の主役を張ったのはデイオウルフ。伝統の一戦であるオープン特別の華厳賞(5/6宇都宮)を含む8連勝のあと1度負けてはいるが、その後も最後の開催となったとちぎアラブ王冠を含む3連勝。
圧倒的な差を付けるような派手な勝ち方は無かったがレース振りには安定感があった。古馬に対してどこまでやれるか期待を抱かせたが、年末の『とちぎアラブ大賞典』に出走する事も無く新天地・福山へと転厩して行った。

イーシーキング |
ホマレスターライツ、イーシーキング 対決の行方
アラブ古馬戦ではホマレスターライツとイーシーキングの対決に注目が集まった。楠賞馬の看板を背負いアラブ交流重賞に挑戦してきたホマレスターライツ、北日本アラブ優駿敗戦以来地元でのレースに専念し着々と力を付けてきたイーシーキング。
そして今年の対決の結果は。。。『日刊スポーツ杯』、そして総決算である『とちぎアラブ大賞』典を勝ち、またサラブレッド系の2つの重賞をも手中に収めたイーシーキングが栃木アラブの頂点に立ったと誰もが認めるところであろう。
片やホマレスターライツの方は結局本年度は重賞未勝利に終わった。アラブの交流レースにも挑戦したが、タマツバキ記念山陽杯(10/11園田)で4着、セイユウ賞アラブ大賞典(1/30荒尾)でも4着と、強さを見せるも勝利には結びつかずという結果だった。
そして、最後の『とちぎアラブ大賞典』を走った後ホマレスターライツは益田へと転厩して行った。彼の地での活躍を願うばかりである。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
さて栃木競馬、平成13年度のプログラムも既に始まっております。今年は高崎競馬との番組連携強化がされ北関東統一グレード制が取り入れられました。名付けて「北関東HOT競馬」。
そして交流重賞『第1回とちぎマロニエカップ』(GI)が行われます。馬券も新たに「枠番連勝単式」「馬番連勝単式」「ワイド」が加わります。
今年はファンが楽しめる環境が整い栃木競馬、そして北関東競馬にとって勝負になる年だと思います。
魅力ある馬の出現を期待しつつ今年度も出かけて行きます。
Copyright©2005 ぶらり、草競馬 ,All Rights Reserved
ぶらり、草競馬 http://www.burakusa.com/
|